塾長の渡航記録

塾長の渡航記録

私=juqchoの海外旅行の記録集。遺跡の旅と山の旅、それに諸々の物見遊山。

出発

2016/06/23

セキネくんとは羽田空港の出国ロビーで待ち合わせ。2人とも、大きなリュックサックには雪岩装備とフリーのマルチピッチの装備をしまい込み、さらに私の機内持込みのデイパックには現地で仕事をするためのMacBook Airが潜んでいます。

今回の空の旅は、ルフトハンザでミュンヘン経由ジュネーヴ行きとなります。

相も変わらず長い空の旅でしたが、私は映画「The Martian」(監督:リドリー・スコット)と「Star Wars: The Force Awakens」(監督:J・J・エイブラムス)を見ることができて満足しました。前者は、アクシデントから火星にただ一人取り残された宇宙飛行士が孤独に耐えながら知恵を絞って生き延び、数百日後の仲間たちの火星再訪のチャンスを活かして生還するという話。マット・デイモンが逆境をユーモアで乗り切る主人公を巧みに演じ、彼を救おうとする同僚たちの友情も胸を熱くするものがありました。かたや「The Force Awakens」の方は、良くも悪くも「Star Wars」の世界観を見事に再現していて、デイジー・リドリー演じるレイも魅力的でしたが、ダース・ベイダーに代わる悪役のカイロ・レンがあんなに弱々しい悩める若者であってはやや興覚めな感じもしました。

長旅の後に降り立ったミュンヘンは快晴で、これからの1週間余りの好天を期待させました。そしてジュネーヴへの1時間ほどの乗継便は、左側の窓からスイスの山々の姿がはっきりと見えていたようですが、あいにく我々の席は右側で山岳展望には恵まれませんでした。

ジュネーヴからは毎度おなじみのAlpyBusでの移動となり、今回の旅の宿となる「Hotel Richemond」に着いたのは22時を回っていました。

昨年の「La Croix Blanche」と同様に古くはあるものの風情もあるホテルの部屋に荷物を置いて、ようやく一息つきました。明日からさっそく、クライミングの日々が始まります。