塾長の渡航記録

塾長の渡航記録

私=juqchoの海外旅行の記録集。遺跡の旅と山の旅、それに諸々の物見遊山。

コタキナバル観光

1998/12/31

今日は帰国の日。とは言っても、ホテルを出発するのは17時なので、それまでの間コタキナバル市内を観光することにし、ホテルのフロントにcity tourのアレンジを依頼したところ、3時間のコースを紹介してくれました(一人当たりRM45)。

朝8時半にフロントで落ち合ったガイド兼運転手のポールがまず連れて行ってくれたのは、1979年に建設されたSabah Faundation Tower(Yayasan Sabah 32 Stories)。外から見るだけですが、32階建ての円筒形の美しいビルです。ついで白壁に金・赤・緑など原色の装飾と各種の花が本当に美しい中国系仏教寺院「普陀寺」。展望台(Signal Hill Observatory)で海沿いに細長いコタキナバルの市街を眺め、博物館(State Museum)でサバ州の歴史を駆け足で学びました。

最後に、マレーシア第3位の大きさというState Mosqueのまばゆい姿を眺めて市内観光を終えましたが、天気予報に反して天候が良いことから、ガイドのポールに依頼してサピ島への渡航を手配してもらうことにしました。

港からすぐ近くに見えるのはガヤ島(Gaya Island)ですが、リゾートアイランドとしての施設が整っているのはその左奥にあるサピ島(Sapi Island)及び公園本部があるマヌカン島(Manukan Island)です。ポールが手配してくれたのはサピ島への往復ですが、モーターボートを出すのに1人RM10×最小7人のところ我々2人しかいないことからRM70払えば船を出すが?と言われ、ここまで来てお金を惜しむのも癪なのでOKを出すことにしました。

モーターボートはぐんぐん飛ばして、たった15分でサピ島に到着しました(船頭によれば「YAMAHA Engine, very good ネ」だそう)。白い砂浜とヤシの木蔭、エメラルドグリーンの海。まるで絵に書いたような風景で、エントランスフィーRM2.00、シュノーケルとフィンのレンタルRM15を払って浜に繰り出しました。さっそくシュノーケルを着けて泳ぎ出すと、水打際からわずか20mくらいのところで、透明に黒縞の大きな魚や茶色にオレンジの腹のクマノミのような魚、口先が尖り尾が矢筈のような魚、玉虫のように色とりどりの横縞のフグの仲間などが手の届きそうなところを泳ぐのに出会うことができました。カヌーも借りてみましたが(RM25)、これを真っすぐ進めるのは至難の技です。ひとしきり海で遊んだ後、木蔭の屋台でハンバーガーとココナツジュースを食しましたが、なかなかに美味でした。

こうして旅のプログラムをすべて終え、ホテルをチェックアウトして空港へ移動し、売店で最後の買い物をしました。無難なパイナップルクッキーとマンゴープリンは実家と弟夫婦へ、ドリアンソフトケーキはジョークが通じる(?)職場へ持参することとし、「さば」とひらがなで大書された魚肉のチップスも新年会用に購入しました。

飛行機は定刻を少し回った19時20分にコタキナバルを飛び立ち、クアラルンプールへ。さらにクアラルンプールで国際線に乗り換え、大晦日の23時20分(日本時間では元日の午前0時20分)、成田を目指してマレーシアを離れました。