鮒鮨

土曜日の夕方に知人宅にお呼ばれして、鮒鮨を生まれて初めて(!)いただきました。

なれずしの中でもとりわけクセのある鮒鮨は、言わずと知れた近江の特産です。春に獲った鮒を夏まで塩漬けにしてから、飯を詰め込んで半年以上漬け込み発酵させたもの。琵琶湖のニゴロ鮒で作った鮒鮨は相当に高価だそうです。

白い塊は漬け込んだ飯。とろとろになっています。また、上の方に見えている茶色いキューブは、豆腐の味噌漬け。チーズのようなまったりした味。

実際に食べてみると、あらかじめ予想して(恐れて)いたほど匂いはきつくなく、塩辛さ、酸味、旨味が絶妙に混じり合ってお酒が進みます。輪島塗の杯で越後長岡の「ゆく年くる年」、マイ夜光杯で加賀の「黒帯 悠々」をおいしくいただきました。初恋は甘酸っぱい思い出、初鮒鮨は塩酸っぱい酒のアテ、といったところでしょうか。もっとも地元では、健康食としても食されているようですが。