連日

先日、還暦のお祝いを山仲間にしてもらいましたが、本当の誕生日は10月22日。その前日から当日にかけて、家族を含めてこじんまりとお祝いをしていただきました。

まずは前夜、恵比寿の「米福」でひっそりと。ここは名前の通りご飯を美味しく食べさせる店なのですが、この日はメインの土鍋ごはんにプラスして松茸の炊き込みごはんが供されるという怒濤のコース。隣の席の女性陣がこの松茸を見て「なんだこれは?」と目をむいていました。

そしていただいたプレゼントは、イタリアワインでありながら重厚な味わいを特徴とし「ワインの王様、王様のワイン」とまで呼ばれるバローロの「マルケージ・ディ・バローロ」1959年。いやー、これは(驚)。いきなり飲む前に、レストランでバローロを飲んでイメージを作っておいた方がいいかな。

誕生日当日は実家に家族一同が集まり、日本酒とお寿司を中心に昼食をとりながら水入らずの談笑。弟一家がケーキとプレゼントを用意してくれていました。ありがたし。弟夫婦も4年後には還暦を迎えることになるので、そこで盛大にお返しをさせていただこうと思います。

ところで、脈絡なく宴の場に出てきたのがこの古いソニーのラジオです。まだ使えないかな?ということで裏面を開いてみたところ単一電池4本を使用する馬力のありそうなトランジスタラジオで、手作業のように見えるハンダがいかにもレトロですが、残念ながら電池を入れてみても音は出ませんでした。このラジオは子供の頃に家庭で使われていたことを覚えていますが、その型番「MODEL TR-741」を調べてみると発売は1958年、つまり私より1歳年上であることがわかりました。当時の価格で2万円前後だったようですから、まだ20代だった父親にとっては相当の贅沢品です。

思い起こしてみると、私が物心ついた頃には家にはテレビがあって父親はその真空管を自分で取り替えたりしていましたし、しばらく後にはキャビネット型のステレオ(家具としての風格あり)もいち早く購入していましたから、父親はそうした電化製品オタクだったのかも?そんな具合に、この古いラジオを通じて来年には卒寿を迎える父親の若かりし頃の姿を垣間見ることができるようでしたが、その父親も、今ではパソコンの設定がうまくいかず孫(私の甥)の手助けを借りている状態です。こちらは30年後の私の姿なのかもしれません。