砂男

雨の土曜日は家の中で指のトレーニング。TAB譜を手に入れてのほぼ初見なのでノリきれておらず、お聞き苦しいところ多々あり〼。それにしてもトレブリー過ぎたかな。せっかく弾くならベースアンプを使ってちゃんとした音を鳴らしたいぞ。

曲はMetallicaの「Enter Sandman」。ヨーロッパ諸国の民間伝承に登場する砂男は夜更かしをする子供の目に眠気を誘う魔法の砂を投げ入れる睡魔ですが、E.T.A.ホフマンの怪奇小説「砂男」(昨年見た映画「ホフマニアダ」にもそのモチーフが用いられていました)では、眠らない子供の目玉を奪っていく恐ろしい存在となって主人公の精神を追い詰めます。Metallicaの歌詞は、このホフマン的な砂男への恐れを基調としているようです。

なお、この歌詞の中に出てくるWe’re off to never-never landというフレーズについて、確かこの曲を含むアルバム『Metallica』のライナーノーツ(?)では(ピーター・パンの住む)ネバーランドにさらに「ネバー」を重ねることでお伽話をダークサイドへ反転させている的な解説が施されていたように記憶しているのですが、今回調べてみたところ、原作であるジェームス・マシュー・バリーの戯曲『ピーター・パン:大人にならない少年』に登場する異世界の名前がそもそも「ネヴァー・ネヴァー・ランド」であることがわかりました。

これもまた、何事につけ原典に当たることの大事さを示す事例のひとつです。