石切

今日はいつものジム仲間と共に江戸川橋の「T-WALL」へ。

昨日のアイスクライミングで身体の芯からの疲労を感じている状態だったので、軽めの課題を4本登って終了。なぜそんなタイミングでジムに足を運んだのか?

それというのも、ジムの近くにあって名店の風格を漂わせるこちらの鰻屋さんの暖簾を三人でくぐってみようという約束をしていたからでした。この「はし本」は天保6年=1835年の創業で、初代から現在の六代目まで、ずっとこの石切橋のたもとで店を守ってきたとのこと。

入ってみると、テーブルの上には軒並み「予約席」の札が立っていて驚きました。また、テーブル席の一角を抜けた奥には小上がりの座敷もあり、さらに二階も客席になっているそうなので、こじんまりした店の構えとは裏腹に相当程度のキャパシティがあるようです。

鰻重が出てくるまでの間、ちょっと一杯。アテに「骨」を注文したら、ぐるっと一尾分がそのままの姿で出てきてびっくりしました。

出汁がよくきいてふわふわの玉子焼きも絶品。そしてさほど待つことなく、漆のお重が出てきました。蓋には茄子と鬼灯、夏っぽいイメージ。

出てきた鰻重(上=3,300円)は1.5尾分。創業当時から同じ原料、同じ製法で足され続けたというタレが特徴的でやや辛めの味に感じましたが、ふっくらしたうなぎの身を外側のぱりっとした焦げ目が守り、なんともいい感じです。

武家社会であった関東は関西とは違い、切腹を彷彿させる腹開きを嫌い、うなぎは背開きにします。また、一度蒸してから焼くのも特徴。
「はし本」ではうなぎの質によって、蒸し時間を変えており、そうすることで柔らかくふっくらと仕上がり、外は少しパリッと中はふわっとした食感が楽しるのです。
創業当時から同じ原料、同じ製法で足され続けたタレは甘すぎず辛すぎず。備長炭の上でタレをつけながら、二・三度ひっくり返してサッと焼き上げるのが「はし本」の蒲焼です。(「はし本」のホームページから)

クライミング帰りに食すには贅沢な夕食でしたが、たまにはこういうのもいいでしょう。「T-WALL江戸川橋店」は1月末から3月上旬まで改装工事のために休業になるので、次にこのお店の前を通るのはほぼ二ヶ月後。それだけ間があくと、またこのお店に入りたくなっているかも知れません。