白黒

前日は「風貴」でけっこう呑んで、さらに帰りがけ、茅場町のこじんまりした「座 BAR」でラスト1杯をひっかけたために、この日は終日ちょっと二日酔い気味……。それでもめげずに、仕事を終えてから東陽町の江東区文化センターで開催される講座『初めての能の世界』を受講してきました。講師は観世流能楽師・桑田貴志師。私は桑田師が「道成寺」を披かれた公演を観ていますが、それは気迫のこもった素晴らしい舞台でした。しかし今日の講座での講師としての桑田師は、時折ジョークも交えながら親しみやすい語り口。

この日は第一回「オリエンテーション・能のルーツと【翁】」。能とはどういうものか、能の分類(五番立ての内訳)、そして「翁」についての解説でした。実際に能面をとりだして見せてくれたり、実際に謡ってきかせて下さったり、口伝をバラして下さったり(たとえば「翁」で最初に翁が正面で礼をするとき、口には出さずに「天下泰平、国土安穏、五穀豊穣」と唱えるのだとか)とサービス精神旺盛。撮影などもOKということでしたので、面「小面」や「白式尉」「黒式尉」をパチリ。

天下泰平、国土安穏、今日の御祈禱なり

初学者向けとはいえ「そうだったのか!」と気づかされることも多く、とても勉強になった講座でした。この講座は1月まであと4回あり、五番立てを順に追っていくことになっています。早くも次回が楽しみ。