沿岸

8月28日から31日にかけて、大連の提携先の視察と上海の子会社の監査で中国へ出張。これまで中国には、ウルムチから敦煌を経て西安までのシルクロードの旅と、西寧からラサへの天空列車の旅の二回渡航したことがありますが、沿岸部の都市を訪ねるのはこれが初めてでした。

日清戦争後に経緯あってロシアの租界として開発が始まり、日露戦争後に租借権を譲り受けた日本の下で本格的な発展を遂げた大連。アカシアの木と共に思い出される追憶の街としてではなく、現代的な発展を遂げている経済都市・大連の躍進ぶりを、随所に建ち並ぶ真新しい高層ビル群や広大なソフトウェアパークの繁栄ぶりといったかたちで目の当たりにしてきました。

観光っぽい写真しかありませんが、仕事です。為念。

一方の上海も、アヘン戦争後の南京条約により欧米各国の租界が置かれたところから発展を始めた国際都市です。自分の中では『上海バンスキング』の舞台であり、『虹色のトロツキー』の一場面にも川島芳子や李香蘭の姿と共に登場する街ですが、これも遠いノスタルジーの中の幻。現在の上海は広大な土地に膨大な資本が集積された中国最大の経済都市であり、洗練された文化都市であると共に人々の暮らしのあらゆる面をスマートフォンひとつで支えるIT都市でもありますが、滞在先も限られた一泊二日の訪問の中では、それらのほんの片鱗ほどしか目の当たりにすることができませんでした。

しつこいようですが、仕事です。為念。