正吉

忘れかけた頃に参加する、人形町「風貴」での「風貴銘酒会」。11人の参加を得て、遅ればせながらの新年を祝いました。

先付白子ポン酢
若布 胡瓜 薬味 割ポン酢
造り平目 烏賊 寒鰤

焼肴真鯛香草焼き 槍烏賊 車海老 牡蠣
玉葱 大蒜 香草 etc
進肴椎茸最中揚げ レモン
海老すりみ フォアグラ

温肴つみれ鍋(白菜 春菊 椎茸 長葱 榎 豆腐 柚子)
食事雑炊

さて、お酒はまず「東洋美人 純米吟醸 おりがらみ」から。背後に見えているのは、和風美人ですね。

そしてこちらが、この日のメインイベント。尾瀬あきらの『夏子の酒』に出てくる杜氏のモデルという能登流名杜氏・波瀬正吉氏が作った「開運 大吟醸 作波瀬正吉」です。波瀬杜氏は2009年7月に亡くなり、このお酒はその最後の作品で、この日の銘酒会に参加したひとりが大事にキープしていたものの、そろそろ飲まねばということで振る舞っていただいたのでした。力強く広がる香り、柔らかな旨味としっかりした後味、高めのアルコール度数(18-19%)なのにいくらでも飲めてしまう親しみやすさ。素晴らしいお酒をいただきました。なお、現在も波瀬杜氏の名を冠したお酒は作られていますが、そこには「作」の代わりに「伝」の文字が付されているのだそうです。

その後に「松の司 楽 純米吟醸 しぼりたて」「和和和 純米吟醸 雄山錦」といただきましたが、なにしろ「波瀬正吉」の力強さにノックアウトされて、後続のお酒を味わうゆとりがありませんでした。「松の司」と「和和和」よ、許せ。