夏酒

例によって忘れかけた頃に参加する、人形町「風貴」での「風貴銘酒会」。

お店には折々に顔を出していたんですが、この会には前回参加したのがいつだったか、思い出せないほど久しぶり。今回のテーマは《今年の夏酒》です。

親方が悪戦苦闘の末に開封してくれた最初のお酒は、「雁木」活性にごり。いきなり気合を注入された感じです。

先付烏賊 胡瓜 明太子和え

続いて「津島屋」純米吟醸。今日の銘酒会は大賑わいでした。

御椀活鱧葛打ち 早松 梅肉
造り活鱧湯引き

椀ものは鱧と松茸の組合せが意外でしたが、香りと味と食感を楽しみました。そして鱧と言えば、やはり湯引き。京都では祇園祭の頃にいただくものですが、これまた絶品。

「栄光富士」純吟ひやおろし。世界遺産登録記念……というわけではないでしょうが、とてもモダンなラベルにびっくり。しかし、お酒の味はしっかりしていました。

焼肴甘鯛木の芽焼き 白賠貝 隠元つくね山椒
酢取谷中 海老巻もろこし焼き

とうもろこしの芯のところが海老になっているのが斬新。

「甲子」純米吟醸秋上がり。千葉のお酒。すっきりし過ぎていてちょっと不評でしたが、これだけで呑んでいればおいしくいただけたかも。

温肴葱間汁

火の通り具合が絶妙。赤さは残っていないのに、柔らかさと新鮮さがしっかり封じ込められていました。

「富久長 秋桜」純米吟醸ひやおろし。もう夏も終わりだな……。

油肴鱧龍眼揚げ 獅子唐 酢橘 塩

鱧は揚げてもおいしいとは、知りませんでした。

最後のお酒は「陸奥八仙」純吟ひやおろし。まったりといただきました。

食事手打ちうどん 薬味一式

おいしいお酒とおいしい食事と、参加者の皆さんとの楽しい会話とで、幸福な夕べでした。この会に参加すると、日本人に生まれて本当に良かったと実感します。