墓参

この日午後、大阪は谷町六丁目で仕事があり、前日に大阪に入っていたので午前中はひま。そこでひとしきりメールのチェック等を終えた後、ホテルをチェックアウトして谷町八丁目にあるという近松門左衛門の墓を訪ねることにしました。人形浄瑠璃・歌舞伎の巨匠である近松の墓なのですから、よほど立派な構えなのだろうと思って探していたのですが、実は下の写真にあるようにビルの隙間にひっそりと隠れた、なんとも貧相(失礼!)なものでした。あまりに目立たないため、最初は気づかずにその前を通り過ぎてしまったほど。そのため、見つけたときは「これがあの近松の墓か?」と、ショックを受けてしまいました。

案内板の解説によれば、享保9年(1724)に72歳で亡くなった近松は、当初近くのお寺に葬られたそうですが、昭和55年に現在の場所に移されたのだとか。墓石には「阿耨院穆矣日一具足居士」という戒名が、妻の「一珠院妙中日事信女」と共に刻まれていますが、何ともひっそりと寂しい限り。

ちなみに「近松の墓」はもうひとつ、尼崎にもあるそうです。