国技

毎度おなじみ、職場の先輩方と平日の大相撲観戦を敢行。この日は、五月場所十日目にあたります。ところで、先輩方はリタイアした人たちばかりなのでいいんですが、私はこんな時期に火曜日に会社を休んでいいんでしょうか?

最寄り駅はJR両国駅ですが、その構内からしてすでに相撲ムード満点。

駅のすぐそば、櫓を見上げながら正面木戸口に回り、親方にチケットをもぎってもらいます。

左手の相撲案内所に進み、チケットの裏側に書かれている番号のお茶屋(今回は「みの久」)に申し出ると、そこの出方さんが枡席まで案内してくれます。

お〜、これが国技館の館内か。想像以上に広い感じがします。出方さんは、あらかじめ注文してあったお土産セットを持ってきてくれました。幕の内弁当、焼き鳥、お土産(中には青と赤で相撲の四十八手や主要力士の名前が書かれた湯呑み)、お茶、そしてビール。お先にプシュッ!とやって三段目あたりの取組をのんびり見ているうちに、先輩方も到着しました。まだ13時過ぎ、お客もまばらです。

館内は広いのですが、枡席は狭く、大人四人がこのスペースに入るとかなり窮屈です。実際、この枡席を二人で使っているお客もたくさん見かけました。

なるほど、これが放送席か。正面と西との間の位置にありました。

ちょっと館内を探検。売店では力士フィギュアが出迎えてくれました。皆さん、目付きがたいへん鋭いです。

賜杯や総理大臣杯、各国の友好杯も飾られていました。どれも、かなり重たそうです。

外に出ると、力士の入場を待つファンの姿がありました。こちらは、関脇豪栄道関の入場。

一通り見て回ったところで館内に戻りましたが、こうして見ると天井の高さが尋常ではないことに気づきます。はるか高い天井からたった二本のワイヤで吊り下げられるこの吊り屋根の仕組みは昭和27年からで、それまでは四本柱が屋根を支えており、吊り屋根の四隅を飾る四色の房はその柱の名残りです。

十枚目土俵入(14時20分頃)。だんだん客席が賑わってきました。

こちらが焼き鳥とお弁当の内容。特に前者は意外なボリュームがあって、これだけでもお腹いっぱいになってしまいました。

正座して観戦する、たいへん礼儀正しい外国人夫婦。しかし、幕内の取組が始まる頃にいなくなってしまったのは、日本人としてたいへん残念です。

いよいよ中入後の取組に移ります(15時45分頃)。個々の力士への声援が盛んに飛び交いますが、女性ファンの「○○○〜!」という大きな声があちこちから飛んでいるのに驚きました。

勝負もずいぶん緊迫したものになってきます。土俵に叩き付けられたダメージで一人では歩けなくなった力士も、複数いました。

先ほど入場を見た関脇豪栄道は、横綱白鵬関に挑みます。白鵬関のオーラはすごいものがあり、その一挙手一投足に館内中が湧き上がりました。勝負の模様は、上の画像をクリックしてみて下さい。ちなみに、最初にもらった取組表には「本日の懸賞取組」という欄があって、この日どの取組にどのスポンサーからの懸賞が掛かっているかが記されています。豪栄道―白鵬戦には、次の懸賞が掛かっていました。

味ひとすじお茶づけ海苔の永谷園、さけ茶づけの永谷園、梅干茶づけの永谷園、たらこ茶づけの永谷園、味の決め手は伯方の塩、奥沢 まぐろ 入船すし、勝ち続けるために緑効青汁、飲めばわかる。おいしい緑効青汁、一寸未来を走りたいニュース証券、無添加モロヘイヤの野菜粒 青粒、毎朝スッキリモロヘイヤ百%青粒、元気ハツラツ!オロナミンC、飲んで元気 オロナミンC、炭酸栄養ドリンク オロナミンC、流し台はクリナップ、あったかお風呂はクリナップ、洗面化粧台はクリナップ、レストラン厨房はクリナップ、リフォームするならクリナップ

これだけの懸賞が、たった数秒で白鵬の手に……。

最後に横綱日馬富士関が前頭五枚目の松鳳山関を一蹴して、この日の取組は終了(17時55分頃)。この時点で、白鵬関と大関稀勢の里関が全勝で並走中です。

初めてじかに見た大相撲でしたが、やはりテレビとは迫力がまるで違います。特に、白鵬関のオーラには本当に圧倒されるものを感じました。男子たるもの、かくありたいもの。実に有意義な半日でした。