井戸

ושאבתם מים בששון ממעייני הישועה
U’sh’avetem mayim be-sasson Mi-ma’ayaneh ha-yeshua
あなたがたは喜びをもって、救いの井戸から水をくむ。(イザヤ書第12章第3節)

小学生の頃、たまに校庭で全校生徒がフォークダンスを踊る時間があって、そこで皆でよく踊ったのが「マイム・マイム」。意味を考えることもなく、その軽快なリズムと明るくもちょっと哀愁のある旋律、そして「マイム・マイム」と歌うリフレインの楽しさに喜んで踊っていたものです。実は、「mayim (מים)」はヘブライ語で水、「be-sasson (בששון)」は喜びの中に、そしてマイム・マイムは全体として井戸を掘り当てた喜びを表現したイスラエル民謡だということを、イスラエルの農場で何ヶ月かアルバイトしたことがあるラン友マドカに最近教えてもらいました。

その話にいたく感動した私を見て、それではイスラエル料理を体験させようということでマドカが連れて行ってくれたのが、江古田の「シャマイム」。

日本唯一のイスラエル料理レストランだそうです。まずいただいたのは、トマトとひよこ豆のスープ。スパイシーでたいへんおいしい。

いかにも中近東風。真ん中のフムス(ひよこ豆のペースト)を右のピタパンの内側に塗り、残りの具材を適当にぶちこみます。右下の茶色いのはファラフェル(ひよこ豆とハーブの揚げ物)。右の写真のような感じでいただくのですが、美意識は求められないのだな、と言ったらマドカに怒られました。ちなみにマドカは、旅先のケニアでは牛10頭で、エジプトではラクダ2頭で「嫁にならんか?」とナンパされたことがあるそうです。これが相場に照らして妥当な値付けかどうかわからないので断ったそうですが、イスラエルだったらどういうナンパの仕方になるのでしょうか?

シシカバブとシシリック(チキンのグリル)。デザートはマラビ(ミルクプリン)。

コーヒーには六芒星のクッキーがつきました。どれもおいしかったのですが、自分としては最初にいただいたスープが一押し。今回いただいた「おまかせ食べ放題コース」はご覧の通りのたいへんな量で、しかもおかわり自由でコース料金2,100円と非常にリーズナブル。飲む方はイスラエルのマカビービールとヤルデンワイン(赤)をいただき、すっかりお腹一杯になりました。店員さんも明るく親切で、この店はお勧めできます。