横尾本谷右俣(2013/10/13)

本谷橋から、横尾谷の左岸を進みます。
岩がやたらに滑ってたいへんなことに。実は、ところどころうっすら凍っていました。
涸沢を左に分けて、本谷は右へ。ようやく日が当たり始めます。
明るくなった谷の中を、左岸通しに高度を上げていきます。
二俣で分岐する左俣は大キレットへと通じていますが、我々は右へ。
振り返ると屏風岩が徐々に低くなり、それと共に北尾根が姿を見せ始めます。
二俣の先で、いったん右岸へ。
あの大岩は、右に垂れたロープを目印に接近してフリーで越えます。
「とけソフ」と呼んだ岩。がんばれスミヨさん!
いよいよ傾斜が落ちて灌木をかき分けると……。
開放感いっぱいのカールの底。
ほっこり一休み。
ここで寛いでから元来た道を戻るというベテランのパーティー。それも楽しいかも。
前方のモレーン上に発達したブッシュは、左から巻いていきました。
地形に沿って素直に進めば楽チン。
踏み跡も明瞭なのですが……。
……藪漕ぎが好きな人も稀にはいます。
モレーンを過ぎると、再び景色が広がります。
雪渓の上に溜まった、昨夜の新雪。
なんだか遠いな〜と見上げるチオちゃんとスミヨさん。
振り返ると、北穂高岳のてっぺんが見えていました。
拡大するとこんな感じ。それよりも手前の斜面に残った雪に注目。
いよいよ、最後の登りにかかります。
ガレの登りは足場が悪く、傾斜も徐々にきつくなってきます。
追い上げられるうちに、はっきり「悪い」と言える状態になってきました。
どん詰まりのハング帯。この下をなんとかトラバースしましたが、多分これでは上がり過ぎ。
この後に一ヶ所際どく越えるところがあり、ロープを出す羽目になりました。
やれやれ、どうにか尾根上に通じるラインに入りました。
飛び出せばそこに待っていたのは、この景色。お疲れ様でした。