塾長の山行記録

塾長の山行記録

私=juqchoの登山の記録集。基本は癒し系バリエーション、四季を通じて。

モントレイル戸隠マウンテントレイル

日程:2012/06/23

概要:戸隠高原ホテルを起点に、周囲の山道や林間の道を周遊する20kmのトレイルランニングレース。

山頂:瑪瑙山 1748m

同行:---

6月は、自分的にはなぜかトレランシーズン。一昨年は武甲山、昨年は忍野村。そして今年は、チームモントレイル・マウンテンハードウェア所属の山田琢也さんがプロデュースする戸隠マウンテントレイルに参加です。自宅からの直線距離で言うとこれまでで一番遠い場所での大会ですが、スタートが13時なので当日の朝の出発でよく、大宮でラン友マドカと待ち合わせ、そこから長野新幹線に乗って長野駅に着くと大会事務局差し回しのバスが待っていてすんなり現地入りできました。今回は表彰式後のBBQ大会にも参加するために宿の手配も大会事務局に依頼していたのですが、我々の宿となった「やまびこ荘」は大会会場である戸隠高原ホテルまで徒歩1分と超便利。なんて恵まれた条件なんでしょう!

2012/06/23

前日までの雨もこの日はきれいに上がって、多少雲はあるもののなかなかのトレラン日和です。

正面の戸隠山は上部が雲の中でしたが、その右の高妻山のトンガリに見下ろされながら、定刻通りスタートしました。すぐに小川を横断する場所が出てきますが、道自体もぬかるんだところが多く、ゴアテックスブーティなシューズを持参したのは正解でした。そしてこの大会は制限時間なし、とにかく自分のペースで完走して下さいというのがコンセプトなので、渋滞も気にせずのんびり走れます。やがて瑪瑙山への急な登りになり、ここで山屋根性を発揮して何人かを抜き去りましたが、思ったよりすぐに傾斜が緩んでスキー場らしい開けた場所に出ました。

瑪瑙山頂へ向かう急な登り道は私の得意領域になるので何人も抜かしました。Takuya語録その1も励みになります。

後ろを見ると高妻山のトンガリ、その右には火打山や妙高山などの素晴らしい景観が広がり、そして反対側の遠くには雲に半ば覆われながらも北アルプスの山並みが一望できました。Takuya語録その2を横目に、先を急ぎます。

そのまますぐに瑪瑙山頂。皆さん、タイムそっちのけで記念撮影中。

応援ありがとう!それにしても気分の良い下りは景観が素晴らしすぎて、なかなか先に進めません。

6km地点のエイドステーションではコーラとバナナとチップスターをいただきました。特にチップスターは食べやすく、塩分補給には好適です。そこからひとしきり下って分岐から小さく一回り回ったところから、小さな流れに沿った気持ちの良い道になりました。

なぜかこの辺りから右足ふくらはぎに違和感を覚えるようになってしまいました。本当は気分良く飛ばせる区間なのですが、仕方なくここから先は安全運転です。

林間を抜けて青空の下の草原を横切りしばらく行くとスタート地点へ帰着します。ここまでで14kmで、エイドでの補給を終えてから第2セクションに入りました。第2セクションの最初の道筋は第1セクションと共用で、瑪瑙山登山道への分岐を今度は左へ進むと、ブナ林の中の極めて気持ちの良い緩やかな下り道です。

明るく走りやすい下り道はいくらでもスピードを上げられ、Takuya語録その3も「燃やせ!」ですが、ここまで来るとコースの穏やかさを堪能したくなってきます。

美しい落葉松林の中のイースタンキャンプ場はとてもきれい。ここはのんびり泊まってみたくなるところでしたが、ここで本格的に右足がつってしまいました。イタタ……という訳でここからは歩くしかありません。

コースは霊山・戸隠をめぐる由緒正しい道の一つである旧越後道に入ります。その中途にある念仏池は、親鸞上人が戸隠権現に参詣した際にここで念仏を唱えると奇瑞が現れたそうな。この旧越後道もそろりそろりと進んで、最後に再びスタート地点に戻り、完走済みのランナーやスタッフの皆さんの声援を受けながらゴールしました。

ランナー、スタッフ、それに地元の方々など、いろいろな人から声援をいただきました。ありがとうございました。

レース終了後、宿に戻ってひと風呂浴びてから表彰式に参加しました。男女の年代別は各3位まで、総合は6位までが表彰の対象になっており、マドカは惜しくも女子年代別の6位だったそう。そのつもりでもう少しがんばれば入賞圏内だったかもしれないね。

表彰式終了と同時にBBQの始まり。たっぷりのお肉、野菜、天麩羅、さらにはたけのこ汁やカレー、蕎麦などが食べ放題です。お酒もビールやワイン、日本酒が飲み放題でしたが、私は断酒月間中だったのでノンアルコールビールで我慢しました。

このレースは抜群のロケーションと誠実な大会運営で、最高に気分の良い大会でした。足の違和感のせいで思うように走れなかったのだけが残念ですが、来年この大会があるのなら絶対に参加するし、もっと思い切り走れるようにちゃんとトレーニングを積むつもり。そしてもちろん、その月は断酒月間にはしません。