古賀志山の岩場

日程:2011/12/18

概要:エフさんの指導をいただきつつ、古賀志山の不動滝周辺で常吉さん、いず姫と共に登る。いつもの「クウ」「粉屋の娘」「シェリー」の他、「ハートブレイカー」(5.10c)をTRで。最後に私だけ人工登攀ルートの「アルコハイマー」(A1)を登って終了。

山頂:---

同行:常吉さん / いず姫 / エフさん

山行寸描

▲「シェリー」(5.10b)を登るいず姫。地元クライマーの方にホールド指導を受けているところ。手前で心配そうに見上げているのは、左が常吉さん、右がエフさん。(2011/12/18撮影)
▲「ハートブレイカー」(5.10c)をTRで登るいず姫。右上のチョークで白くなっているホールドへ手を伸ばすところが核心。(2011/12/18撮影)
▲「アルコハイマー」(A1)。ブルーのクライマーが私、ビレイヤーはいず姫。(2011/12/18撮影)

2011/12/18

△09:50-16:35 古賀志山不動滝周辺

昨日のつづら岩に続いて、今日は久しぶりの古賀志山。常吉さんのご自宅から古賀志山に向かう途中の道の駅でいず姫と合流しましたが、いず姫は初古賀志だそうです。地元の年金クライマーの皆さんや就職活動を終えたばかりという学生たちの一団で賑わう岩場に着いてみると、そこにいたのはニシさんでした。おや、奇遇。所属する山岳会の方々と交代でビレイしながら、いろいろなルートに取り付いていました。

我々も定番の「クウ」(5.9)でアップをしているところへエフさん登場。風邪を引いて体調不良とのことでしたが、今回も無理を言ってお世話になることになりました。ちなみに、ぼろぼろになってほとんど「古文書」状態のローカルトポにもお世話になっています。

常吉さんといず姫が「水もれ甲介」(5.9)を登っている間に、私の方は「クウ」の右隣の「シェリー」(5.10b)をリードしたのですが、一度RPしているルートであるにもかかわらず、核心部の手順をすっかり忘れていてテンションを入れてしまいました。アホや……。

「シェリー」には常吉さんもいず姫もOS / FLトライしたのですが、あらかじめ手順を頭に入れて取り付かないとやはり核心部を突破することはできません。いず姫がその核心部のところでああでもないこうでもないとやっているところへ「水もれ甲介」を終えた地元クライマーの方がロワーダウンしてきたので、エフさんが声を掛けていず姫に対しホールドの指導をしてもらいました。これで完璧!次回こそRPできるはずです。

昼食休憩の後、いず姫は「粉屋の娘」(5.9)のOSトライに挑みましたが、ワンポイントの核心がやはり越えられません。それでは手本を見てもらおうと私も取り付いてみたものの、やはり核心部で不意落ちをしてしまい恥ずかしい思いをしました。

さらにエフさんにおねだり(笑)して「ハートブレイカー」(5.10c)にトップロープを張っていただき、残りの3人で交互にトライ。最初に登った私は例によって弱点を狙って登ろうとするアルパインクライマーの悲しい性を発揮して、核心部を左に逃げてしまいました。これに対し、常吉さんといず姫とは下から飛ぶエフさんの的確なアドバイス(←遠隔操縦とも言う)を受けて正面から核心部を突破していましたから、次回はRP狙いで取り付くことができるでしょう。

最後に不動滝の右に作られた人工登攀用のルート「アルコハイマー」に、いず姫のビレイで私だけ登らせていただきました。ワンポイント微妙なバランスで遠くのボルトにアブミを掛けに行く箇所がありましたが、そこはフィフィを使っていれば安定したはず。それ以外はピン(全てハンガーボルト)の間隔も短くて易しく、それでいてピンの位置が単純な直線ではなかったり、アブミからフリーに切り替わるところがちょっと微妙だったりとよい練習課題でした。

しかし、この2日後に自分自身がアルコハイマーになるとは、このときは知る由もなし……。

これで、この日の古賀志山は終了です。常吉さん、いず姫、2日間お疲れさまでした&ありがとうございました。エフさんには、年明けのアイスクライミングのお誘いもいただいて感謝感激です。