塾長の山行記録

塾長の山行記録

私=juqchoの登山の記録集。基本は癒し系バリエーション、四季を通じて。

高尾山〜小仏峠

日程:2004/04/25

概要:高尾山から小仏城山まで歩き、小仏峠から下山。

山頂:高尾山 599m

同行:うっちゃまん女史 / ありか先生 / てっしー

山行寸描

▲新緑の登山口。鮮やかな若葉の輝きがまぶしい。(2004/04/25撮影)
▲小仏城山のベンチで堂々と調理をしていたが(調理人はてっしー)、実は火気禁止で怒られてしまった。(2004/04/25撮影)
▲意味不明のVサインをかますうっちゃまん女史。小仏峠の売店で山菜などをお買い上げ。(2004/04/25撮影)

2004/04/25

△10:45 高尾山口 → △12:30 高尾山 → △13:15-14:40 小仏城山 → △15:00 小仏峠 → △15:35 小仏バス停

知り合いのうっちゃまん女史の「日帰りの山へハイキングに行きたい」との要望に応えて、私にしては珍しく低山ハイク。行き先は東京を代表するハイキングの山、高尾山です。ただし高尾山だけではいかにも物足りないので、そこから小仏城山経由小仏峠までのプチ縦走にし、私は食材及び調理道具一式で10数kgを担ぎ上げることにしました。参加者はうっちゃまん女史と私の他、クライミング仲間のてっしーとピアノ調律師ありか先生の合計4名で、京王線の高尾山口駅前で待ち合わせて、コースは最初6号路をとりましたが、琵琶滝に立ち寄ったところで6号路を離れて表参道方面に上がって行き、一部トラバース道の2号路を経由してケーブル駅の上のところから1号路に合流しました。

予報によれば北から寒気が入っていて寒いということだったのですが、歩いている間はけっこう暑く感じます。なかなかいいペースで坂道をぐんぐん登っているうちに背中に汗をかいてきましたが、薬王院の境内に入るとソフトクリームを食べたりお賽銭を投げたりとイベント(?)が多くなってペースも落ち着き、そのうちにあっけなく高尾山の山頂に到着しました。広場のあちこちでお弁当を広げているハイカーの大部隊を横目で見ながら奥の展望台に進むと、この季節には珍しいほどはっきりと大きな富士山が見えて思わず歓声が上がりました。

そのまま奥の縦走路に進むと人の数はずいぶん少なくなりましたが、それでもあちこちの平地ではハイカーが昼食中。中にはワインのボトルを何本も並べフランスパンを切っているおしゃれなパーティーもいましたが、うっちゃまん女史は「あんなに飲んで帰れるのかな?」と心配していました。

空きっ腹にはちょっと長い歩きの末にようやく今回の山行の目的地である小仏城山に到着し、茶店から10mほど離れたベンチを占有してさっそく昼食の準備にかかります。私のリュックサックの中からはビールの1.5リットルボトル、ベーコンとニンニクの芽、おでん&うどん3人前、調理用具一式が出てきて、てっしーもおにぎりを持参、うっちゃまん女史はやはりおにぎりと鳥の唐揚げ、炒り卵、ウインナー、ありか先生はレモンの蜂蜜漬けをそれぞれ取り出しました。何はともあれビールで乾杯!ずさんな食料計画のおかげで食べきれないほどの料理がベンチの上に並び、ずいぶん豪華な昼食となりました。

ところが、コンロを使って盛大に炒め物やおでん作りにいそしんでいたところ、茶店のおやじが近寄ってきて「そこの看板に火を使っちゃいかんと書いてあるのが読めないのかねぇ」と嫌みたっぷりの注意を受けてしまいました。見れば我々が調理しているベンチのすぐ横の桜の木の幹に「無断で火を焚くことを禁ず」と書いてあります。注意するなら正々堂々と理由を言って「火を使ってはいかん」と注意すればいいものをどうしてそういう物の言い方をするのかと内心むっとしましたが、確かによく見るとあちこちに「私有地につき火気禁止」とも書いてあるので、仕方なく謝りました。おやじが立ち去った後もしばらく粘って火を使い続け、しっかり料理を仕上げてから火を止めましたが、これでおでんに入れるはずだったうどんは諦めることに……。

それでも4人で3リットルのビールとふんだんなごちそうで腹いっぱいになり、ふらふらになりながら小仏城山から小仏峠へ向かい、峠の手前の高台にある売店で山菜を買ったりしてから、峠から小仏バス停への道をさらに下りました。途中で野生の猿が木の新芽を食べている様子を眺めながら緩やかな坂道を高度を下げて、小仏バス停に着いたときにはちょうどバスが我々を待ってくれていました。

今回は天気と眺めに恵まれ、アクシデントはあったものの豊かな昼食もあってすっかり満足。皆さん、どうもお疲れさまでした。