塾長の山行記録

塾長の山行記録

私=juqchoの登山の記録集。基本は癒し系バリエーション、四季を通じて。

陣馬山〜高尾山

日程:2003/08/23

概要:陣馬山から高尾山までの低山縦走。

山頂:陣馬山 855m / 高尾山 599m

同行:てっしー / ハルク

山行寸描

▲小仏峠近辺の道を進むてっしーとハルク。ハルクの左手に握られた杖がわりの枯れ枝が痛々しい。(2003/08/23撮影)
▲高尾山の神社。ハルクは完全にグロッキ〜。(2003/08/23撮影)

2003/08/23

△13:05-10 陣馬高原下 → △14:10-25 陣馬山 → △15:45-55 景信山 → △16:25-30 小仏城山 → △17:10-20 高尾山 → △17:40 ケーブルカー高尾山駅

会社のクライミング / ラン友の間で、10月下旬のレースに向けたトレーニングとして奥高尾縦走路を走ってみようという話になったのは2週間程前のこと。この季節の低山は暑くて大変だということは重々承知の上でしたが、この日は今年の夏一番の暑さといってよく(バス停の温度計は摂氏35度)、てっしー・ハルクとともに陣馬高原下から山道に入ってみると暑いなんてものではありませんでした。まるでサウナの中に入っているのと同じ感覚、汗がだらだら流れてきて目に入って痛いほどで、頭の中では「暑い。熱い。厚い。篤い。あ、対」などと無差別変換が行われている状態。なんとかかんとか1時間ジャストで陣馬山の上に辿り着き、茶店でかき氷を買って3人で分けました。

話好きの茶店のおばちゃんの陣馬山講釈を楽しく聞いてから、いよいよ縦走路へGO。幸い、この縦走路は全体としては高尾山に向かって高度を下げていて、起伏も乏しく歩きやすい道になっています。それにありがたいことに、樹林の中で直射日光を避けられる縦走路は案外涼しく、風に当たりながら「タイタニックのポーズ」などをしたりして涼しさを全身で受け止めました。

最初の登りがあまりにきつかったので走ることはせず、早足程度のスピードで縦走路を進みましたが、普段あまりトレーニングしていないハルクは膝の具合が良くないこともあって遅れ気味。一方のてっしーはCW-Xで完全武装(本人曰く「ショッカー」)しているだけあって余裕があり、陣馬山の上で私が「次はピークに最後に着いた者がかき氷をおごることにしよう」と言ったために常に虎視眈々と私の後ろでまくりのチャンスを狙っています。そんな微妙に緊迫した雰囲気の中、気分のいい縦走路や味のある茶店の風情を楽しみながら先を急ぎましたが、さすがにハルクの表情にはだんだん悲壮感が漂ってきました。

最後の階段をあえぐように登ってやっとの思いで高尾山に到着。これは私にもきつかった!ともあれ陣馬山からここまでコースタイム3時間55分のところを2時間45分で完走し、普段走っていないハルクがこのスピードについてこれたのは立派ですが、レースに向けた自分にとってのトレーニングとしてはまだまだ。引き続き精進が必要です。

その後はケーブルカー高尾山駅前で文明の利器で上がってきたオグ・しのちゃんと合流し、高尾山ビアマウントでがんがん食べて飲んで2時間余りを過ごしましたが、ハルクは速攻で爆睡モードに入ってしまいました。