塾長の山行記録

塾長の山行記録

私=juqchoの登山の記録集。基本は癒し系バリエーション、四季を通じて。

水無川本谷

日程:2003/08/10

概要:水無川本谷をF5まで遡行し、そこから下降。

山頂:---

同行:きむっち

山行寸描

▲F5の下降。高度感はあるものの、鎖がしっかりしているので恐くはない。(2003/08/10撮影)

2003/08/10

△09:35 大倉 → △10:50-11:15 戸沢出合 → △12:50-13:05 水無川本谷F5 → △14:35-15:00 戸沢出合 → △16:25 大倉

今週水曜日から北鎌尾根に挑むきむっちのために、沢の遡行と下降の練習。もっとも、スイスからの帰国以来身体を動かしていない私にとっても、これはリハビリのための良いトレーニングです。

今日は台風一過で大倉から戸沢出合までの林道はかなり蒸し暑く、歩いているだけで消耗しそうになるほど。しかしその暑さも、沢に入ってしまうと吹き飛びました。なにしろ、源次郎沢を左に分けて本谷へ向かう階段が滝になるほど水量が多く、滝では裏側に巨大扇風機でも隠し持っているかのように水しぶきが正面から吹き付けてきて寒いくらいです。F1は左の鎖から、F2もあやうくシャワークライミングになりかかりながら左から越え、F3はとても滝に近づけないのでやはり左の鎖から登ってトラバース。ここではロープを出しました。F4は右に比較的新しい鎖がついていますが、我々は最初の小滝を左から越え、小さくへつり上がって次の小滝を正面から右寄りに簡単に登ってF5に達しました。

F5を右の鎖から越えたところで休憩としましたが、この時間では山頂まで抜けてから下降するとかなり遅くなりそうです。きむっちに、本谷遡行を優先して上まで行くか(下りは大倉尾根)、トレーニングという意味でここから下降するかを選んでもらい、その結果下降と決まりました。F5は一応ロープで確保してきむっちに先に下ってもらい、F4は上の小滝はクライムダウン、その下は左の新しい鎖を使って下りました。F3は右岸の鎖をトラバースしてから、せっかくだからと懸垂下降。後は順次F2、F1を来た道通りに下って、意外に早く戸沢出合に下り着きました。きむっちの下降はなかなか速く、これなら北鎌尾根は全然問題ではなさそう。

大倉までの帰り道の途中、新茅荘で愛想のいいおばさんと語らいながら缶ビールで一杯。大倉まで戻って「手打そばさか間」で焼き味噌やごま豆腐をいただきながらさらに一杯。今回はなかなか充実したトレーニングになりました。