塾長の山行記録

三浦アルプス〜三浦富士

概要:葉山町から三浦アルプスの南尾根を畠山まで歩き、南下して大楠山経由、武山から富士山(三浦富士)まで。下山は京急長沢駅へ。

日程:2019/11/10

山頂:仙元山118m / 畠山205m / 大楠山241m / 武山200m / 砲台山204m / 富士山183m

分類:関東周辺

同行:かっきー

今回歩いたルート。距離21.4km、登り累計1,417m、下り累計1,408m。(GeographicaのGPSログをGoogle Earthで加工)

かっきーと4月に三浦アルプスを歩いたときから「次は秋にもっと長いコースを」という話になっていたのですが、それから半年余り、ようやく計画を実行に移すときがやってきました。目指すのはいわゆる「三浦アルプス」と「三浦富士」とをつなぐ21km強のコースで、標高は最高でも200m台ですから走ることもできそうですが、お互いに身体のあちこちに不調を抱えている身なので自重して、日没までにゴールインできればよしということにしています。

2019/11/10

■07:35 風早橋バス停 ■07:50-55 仙元山 ■08:30 観音塚 ■10:20 畠山

逗子駅からバスに乗って風早橋バス停で降りたら、前方に見えている尾根に乗り上がって葉山教会から、最初のピークである仙元山へ向かいます。

前回もそうでしたが、仙元山からの眺めは一級品です。相模湾の向こうに富士山がよく見えており、そこを中心に丹沢や箱根、さらに伊豆の山々を同定することができました。ここから少し東へ進んだところに分岐があり、そこから前回は三浦アルプスの中央を東から西へ流れる森戸川の北側の山並み(北尾根)を歩きましたが、今回は森戸川の南側(南尾根)を歩くことにしました。

こちらの尾根筋には「観音塚」と呼ばれる何やら由緒ありげな石碑や、その名のわりにそれほど大きくない「大桜」、木の根が網の目のようになっているインスタ映えしそうな坂道などがあり、細かいアップダウンに絞られながらひたすら歩き続けました。

前回そのピークを踏んだ乳頭山の0.1km手前で右に入る道に入り、そのまま畠山を目指します。このあたりになると早くも、横須賀側の海が見えてきました。

ところどころに今年の何度かの台風によると思われる根こそぎの風倒木を眺めながら歩いて、畠山の山頂に到着しました。山頂広場にはもみじの木が立っていますが、ほとんど紅葉になっていないのはこのあたりの気候の温暖さを示すものなのでしょうか。

前回は畠山から北東の安針塚に向かいましたが、今回は南にある大楠山を目指します。途中、忍者物の映画の撮影に使われそうなきれいな竹林を通過し、その先でいったん市街地に出ました。

■11:35-55 大楠山 ■14:20-35 武山 ■14:45-50 砲台山 ■15:10-15 富士山 ■15:45 京急長沢駅

大楠山の北麓は葉山国際カントリークラブになっているので、その東側を回り込むようにして大楠山山頂を目指さなければならないのですが、このあたりのルートファインディングは簡単ではありません。しかし、かっきーがGPSを駆使してくれたおかげで横浜横須賀道路を絡む道筋を見つけることができ、阿部倉温泉の近くから登山道に入れました。

趣のある小川沿いの道から怒濤の階段道を経てゴルフ場のすぐ横に出て、あとはゴルフ場のフェンス沿いに我慢の登高を続け、眺めの良い大楠山の山頂に到着しました。ここは標高241m、三浦半島の最高峰です。

ハイカーがお弁当を広げている横を通り抜けて山頂広場の一角にある螺旋階段状の展望台に上がり、360度のパノラマを楽しみました。ここも絶景で、南北に細長い三浦半島の西の海と東の海の両方を見下ろすことができるのがポイントです。

大楠山から南に向かう山道はとても穏やかで広く歩きやすい道で、これはチャリ向きだとかっきーが大喜びしていたところ、折よく地元のマウンテンバイカーと行き合い、かっきーは彼を無理矢理つかまえて自転車談義に花を咲かせていましたが、門外漢の私にはまったく理解不能……。とはいえ、この道の歩きやすさは彼ら地元バイカーによる整備活動のおかげでもあることは、彼のザックにくくりつけられた熊手や鋸が雄弁に物語っていました。

さて、このままこの歩きやすい道を進めば南葉山霊園から市街地の中の道を歩くことになるのですが、かっきーとしては極力山道をつなぎたいところ。よって途中で左に分岐する道に入り、「沢山池の里山」という管理された里山から荻野川の親水施設を経て扇山(101m)西南のコルを目指す道に入りました。

この「道」、確かに地図には実線が書かれており、現地には道形もあるにはあるものの、歩く人は絶えて久しいらしくかなりの激藪。出口は折り重なった枝や蔓草をかわすために匍匐前進のようにして抜けなければならないほどでした。

抜け出たところには車道があり、これを下るときれいなキャベツ畑。ところがかっきーは再び藪につっこんで行きます。マジか……と半分涙目になりながらその後を追いましたが、こちらも激藪に歩行を阻まれ、かなりの奮闘になりました。

結局、この扇山と山崎山をつっきるかたちで藪と格闘したことになり、これを抜けきれば苦行は終了です。

がんばったご褒美に自動販売機でアイスを購入(道中で追加補給したのは唯一ここだけ)。残るは武山・砲台山・富士山(三浦富士)と連なる最後の山塊です。

ふくらはぎを張らせながら頑張って急坂を登った先が、武山の山頂です。本当の山頂は武山不動院の境内にあるそうですが、そちらには足を伸ばさず展望台の上に登りました。こちらも大楠山同様の展望の良さですが、三浦半島の先端が見えていることに加え、房総半島の眺めが見事です。

お隣の砲台山は、その名の通りかつて海軍の砲台があったところ。昭和初期にここに高角砲が設置されたそうで、遺跡系の魅力を味わうことができます。

起伏が少なく歩きやすい道を歩いて、最後のピークは富士山(三浦富士)です。山頂の祠は浅間神社の奥宮で、ここからの眺めも見事でした。この時点で既に15時を回り、日が傾いて影が長くなってきています。

最後は京急長沢駅に下り着き、駅前のセブンイレブンで購入したアルコールと揚げ鶏で完歩を祝って乾杯しました。休憩と藪漕ぎコミで8時間余りのロングハイキング、お疲れさまでした。