野猿返し

大弛峠へ向かう道の途中から、向こうに見えている岩稜を目指して林の中に入る。
東股沢の渡渉。堰堤の下流側を飛び石を使って足を濡らさずに渡れる。ケルンあり。
対岸の林の中にも次々にケルンが出てきて、道に迷う心配はない。
1ピッチ目の岩壁。取付き近くは不安定なので、一段下で準備をするのがよさそう。
先行するセキネくん。傾斜は寝ているが、中間部は縦ホールドしかなく意外に難しい。
てっぺんから一段下ったところでビレイするセキネくん。
向こうに見えている岩峰に向かうため、一段下って少し歩いて一段登り返す。
3ピッチ目。横皺が顕著な岩壁だが、右下から左上へ伸びるクラックに立てば簡単。
横皺壁の先の快適なリッジクライミング。ぐいぐい登れるのが楽しい。
その先は水平のリッジになる。
4ピッチ目は向こうに見えている核心部の岩塔の足元まで。
カミソリの歯のように細く見えるが容易。
樹林帯の上に出て周囲の展望が開けてきた。
5ピッチ目、核心部となる岩塔。正面の凹角を右上に上がり……。
頂稜の右側面に回り込んで……。
……切り返してリッジの上へ。最後に渋い一手がある。
上から見るとこんな感じ。
6ピッチ目は引き続きリッジ上を進む。
この岩は右から巻いてしまったが……。
振り返るとここにハンガーボルトがあったので直登するべきだった模様。
ロープの流れを考慮して6・7ピッチ目をごく短く切ったが、ここはつなげられたはず。
8ピッチ目(本来は7ピッチ目?)はギャップを越えて向こうの台形岩の上まで。
8ピッチ目を終えたところから振り返る。右の岩塔は「野犬返し」。
9ピッチ目はほぼ歩き。
10ピッチ目、顕著な岩峰の上を目指して岩に導かれるように登る。
眺めのよい安定したピークに出て、ここで小休止。
周囲の黄紅葉が本当に美しい。でも本当に寒い。
最後の11ピッチ目(本来は10ピッチ目)は向こうの岩の上まで。
ここもギャップへと緩やかに下ってから登り返す。
登り返しはほとんど藪漕ぎ。
存在感のある木がてっぺんに立つ岩峰に登り着いて、ここで終了。
ルート中唯一の支点あり。懸垂下降用のカラビナもあった。
行く手に向かって右側の切れ込みへ懸垂下降。
約20mの急降下。
降りたところで装備解除。
下まで続いている踏み跡をどんどん下る。
往路で渡渉したポイントへ。ここを渡り返して車に戻った。
GPSログ。こうして見るとごく短いが、楽しいクライミングだった。