塾長の山行記録

南沢大滝

概要:保科スクール仲間のヨーコさんと共に、南沢大滝でのアイスクライミング。

日程:2018/03/10

山頂:---

分類:八ヶ岳 / アルパイン

同行:ヨーコさん

南沢大滝。三週間前に比べてかなり太っていい感じです。(2018/03/10撮影)
落ち口。彼方に北アルプスの山々が横一列に並んでいるのもいつもの光景。(2018/03/10撮影)

この週末のアイスクライミング は、保科スクールの仲間であるナガシマ氏・ヨーコさんと共に廻り目平の唐沢の滝を計画していたのですが、諸般の事情から行き先は南沢大滝になり、ヨーコさんとのペアで美濃戸口を向かうことになりました。

中央道に降りしきる雨が甲府盆地を過ぎる頃には雪に変わり、そして日付も変わる頃に美濃戸口に到着。八ヶ岳山荘の仮眠室に投宿しました。

2018/03/10

■06:55 美濃戸口 ■08:05 美濃戸 ■09:20-15:25 南沢大滝 ■16:20 美濃戸 ■17:20 美濃戸口

午前6時起床、朝食ののち出発。昨夜の雪が凍った道や木々の上に薄く乗って、美しくも危なっかしいアプローチ。

南沢沿いの登山道から南沢大滝方面への分岐点から先には今朝つけられた踏み跡はなく、我々が一番乗りのようです。しめしめと思いながら滝を見上げる場所に着いてみると……。

滝の左側には水が噴き出している状態でした。しかし、中央から右寄りは三週間前に来たときに比べて氷の厚みが増しており、楽しめそうです。我々が身繕いしている間にも後続がやってきてあたりは賑やかになりましたが、まずは私がトップバッターとなって取り付きました。

前回は左寄りの凹凸がはっきりしたラインを登りましたが、そちらは氷が脆そうに感じたので、中央のごく浅い凹角状にラインをとりました。傾斜は中間から上部までが80度ほどになりますが、氷は硬すぎず柔らかすぎず、アックスもアイゼンもしっかり決まるので、難易度はやや低め。さすがに長さがあって最後は何度も腕をシェイクすることになりましたが、無事フリーでトップアウトして落ち口の奥の右岸側にある灌木にセルフビレイをとりました。しかし、これは失敗。こちら側から懸垂下降すると噴き出している水をもろにかぶることになってしまいます。そこで後続してきたヨーコさんには左岸側に上がってもらって自分もそちらに移動し、他のパーティーの登攀の合間を見て懸垂下降しました。

二本目はヨーコさんのリード、私のフォローで、先ほど私が避けた左端のラインを登りました。さらに三本目は右端のこれも凹角状を登りましたが、こちらは傾斜の立ったセクションがごく短く、どちらかと言えば癒し系。ただし時間短縮のために、まず私が登ったら直ちに懸垂下降で戻り、ついでヨーコさんが登るという手順を選択したのですが、ヨーコさんは左隣を登っている先行パーティーのセカンドからの落氷に危険を感じたため、滝の途中の右手の岩壁に設置されている支点を使って途中で降りて来ざるを得ませんでした。残念。

私自身はこれが今シーズンのアイスクライミング納めとなりますが、リード二本、フォロー一本ならまあ満足できる本数でしょう。ギアをしまい、南沢大滝に別れを告げて登山道に戻り下界を目指して歩いてゆくと、春めいた陽気の中で昨日の雪はほとんど溶けてしまっていました。