塾長の山行記録

鍋割山

概要:かっきーと自分のリハビリを兼ねて、大倉から後沢乗越経由で鍋割山往復。

日程:2017/04/23

山頂:鍋割山1,273m

分類:関東周辺

同行:かっきー

鍋焼きうどんと一番搾りと山ガール。眺めは抜群だが、少々肌寒い気候だった。(2017/04/23撮影)
尾根上の立派な桜の木。見事な枝ぶりの横を、のんびりと下る。(2017/04/23撮影)

昨年一ノ倉沢で負傷したかっきーは、手術後順調にリハビリを重ねてきていましたが、足首を固定できるスキーや自転車はいいものの、通常の山歩きはまだまだ不安がある状態です。私の方も3月に傷めた膝の具合がよくなってきていたので、お互いに手近な丹沢でリハビリをするかということになり、最初は4月8日に予定していたのですが、そのときは雨でお流れ。二週間後のこの23日は、前日の雨があがっておおむね良さそうなハイキング日和となりました。

2017/04/23

■09:15 大倉 ■10:20 二俣 ■10:35-40 西山林道終点 ■10:55 後沢乗越 ■11:40-12:15 鍋割山

小田急線本厚木駅でかっきーと合流し、大倉へ移動。いつもはここから大倉尾根へ向かうのですが、今日は久しぶりに四十八瀬川沿いの道である西山林道を詰めていきます。

まだかかとにボルトが入っているとは思えないしっかりした歩きのかっきーと共に、大倉から1時間強で二俣に到着。ここを流れに沿って詰めれば懐かしの勘七ノ沢ですが、表丹沢の沢は近年どこもヒルのマンション状態なので、まったく食指が動きません。

二俣からさらに15分ほど林道を進むと西山林道の終点となり、そこに鍋割山荘への水の荷揚げを促す看板と大量のペットボトルがありました。ボトルの中は沢の水ではなく水道水だそうで、してみるとやはりミズヒ沢の水は非衛生ということになるわけですが、ミズヒ沢の上流にあるのは鍋割山荘……。ま、これも致し方ないことと取っ手付きの一番大きなボトルをザックに入れました。

ミズヒ沢を渡ったところから登山道になり斜度が出てくるのですが、ここからかっきーのスピードがぐんと上がり、私の方はすっかり息が上がってしまいました。もともと自転車の方のトレーニングは自宅のローラーも含めて毎日欠かしていないかっきーですから脚力は折り紙つきですが、足の故障も登りに関してはまったく不安にならないようです。喜ばしいことではあるのですが、このペースはちょっとつらいぞ。

後沢乗越に達して尾根道に変わってからも、かっきーのハイペースは変わりません。途中の桜には目もくれずぐんぐん登るかっきーの姿はやがて前方に消え、私はと言えばとにかく足を止めないように進むばかり。それでも何人かを追い越しながら高度を上げ続け、やがて馬酔木が目立つようになれば山頂は間近です。

山頂直前の右手には、秦野盆地の向こうに相模湾の眺めが広がりましたが、天気予報に反してこのあたり一帯は黒っぽい雲に頭上を覆われ、空気がひんやりとしています。

山頂到着。かっきーにはずいぶん遅れをとってしまいましたが、後沢乗越からここまでコースタイム80分のところを45分で登ったので許してもらいましょう。

鍋割山に登ったら鍋焼きうどんを食べないわけにはいきません。かっきーが先に注文してくれていたおかげで、さして待つことなく熱々の鍋焼きうどんにありつくことができました。鍋割山荘の中で食べることもできましたが、せっかくの展望なので外でいただくことにしたのですが、かっきーも絶賛のこの鍋焼きうどん、具沢山で美味しい上に1,000円ぽっきりというのは、食材を持ち上げる手間暇を考えたらすこぶる良心的価格です。芝生状の斜面の一角に腰を下ろし、相模湾を眺めながらの温かい昼食となりましたが、しかしながら日が差さない山頂は相変わらず冷え冷え。他の登山者たちも寒そうにしていました。

■12:55 後沢乗越 ■13:10-35 西山林道終点 ■13:55 二俣 ■14:45 大倉

登る前は「山頂でビール飲んで、日向ぼっこしながら昼寝でもしよう」という話にしていたのですが、とてもそんな状況ではありません。うどんの器を小屋に返したら、 さっさと下山することにしました。

かっきーの足は登りよりも下りが核心部。普通のハイカーに比べれば十分速いのですが、本人としては手術した右足にかなり気を遣いながらの下降となったそうです。それでも、時折日が差す中で白い桜やピンクのツツジが目を慰めてくれて、それなりに潤いのある山下りでした。

ミズヒ沢まで降りてくれば、後は平らな林道が待っているだけ。見ればあんなにたくさんあった水道水のボトルはほとんどなくなっていました。下る途中で高校生のグループが元気にすれ違っていきましたから、きっと彼らが大量に運んでくれたのでしょう。

ここでザックに忍ばせてあったもう一本のビールを取り出し、寛ぎタイム。さらにデザートのどら焼きを食してまったりしてから、おもむろに帰路につきました。

下界に降りてみると青空が広がり始めており、そうした中、山吹やスミレ、ツツジ、そして桜を愛でながら、大倉へと元来た道を戻りました。