谷川オジカ沢(2016/09/25)

ヒツゴー沢とオジカ沢の分岐で身繕いして、ここから遡行開始。
最初の滝でこの日の水量の多さを知る。
しゃあないなと左から巻き。しかし見た目ほど簡単ではなかった。
最短ルートで沢筋に戻り、先に進む。
この滝は右から一段上がり、水流を渡って左壁のバンドをトラバース。
この程度の癒し系の滝が続いてくれるなら嬉しいのだが……。
彼方に、今はほとんど登攀記録を見なくなった幕岩が聳える。
左から微妙なトラバースで滝を越えるかっきー。渡ってみたら反対側に残置スリングあり。
ラバーソールが滑りやすいぬめり岩が多く、私のスピードが上がらない。
これは確か右から巻いたはず。
少し明るく開けてきた地形の奥に、右から落ちてくる滝がチラリと見える。
右からでも左からでも巻けそうだが、比較的緩やかな右岸(左)巻きを選択。
こうしてみると、左岸(右)からの方がよかったか?
少々緊張する右岸の高巻きラインを登る。
少々笹を漕いで懸垂下降。ところがロープがスタックし、登り返すことに。
どうにか回収できたものの、ここで30分余りのロス。
広河原と呼ばれる地形。雪に磨かれてこうなるのだろう。
ここは左から巻き。なかなか直登させてくれない。
ここも左から高巻きか?しかし、追い上げられると簡単には戻れなくなりそう。
……というわけで、悪場に強いかっきーが左から小さくトラバース。
いよいよ奥に40m大滝が見えてきた。
これはなかなかの迫力。
しかし、事前に見た写真に比べてやはり水量が多い。
ここは私がリード。水流の中を一段上がって右のテラスへ。
そこから登ったのでは水勢に弾かれるので、さらに一段右上へ。
このラインなら水も少なく、階段状。
遠くから見ると、こういうライン。
40m大滝の最上部。すぐ上に岩を断ち割る新たな滝が見えている。
60mチムニー滝。右壁がフレンドリーそう。
「岩は乾いてそうやで」というセリフで、再び私のリード。
ここは慎重に登ればロープはいらない。
このあたりにリングボルトあり。ここでいったん切ってもよかったかも。
落ち口の水の勢いを見て、早めに右のブッシュに逃げることにした。
チムニー滝のすぐ上で支流が右から入る。左の本流は厳しそうなので、間の壁を直登。
なかなか本流に戻れない。このへんから藪漕ぎに時間と体力を奪われ始める。
しばしの藪漕ぎの後に本流へ戻るルンゼを見つけ、懸垂下降。
時刻は既に14時半。稜線はまだまだ先だ……。
100mナメ滝。目の前の滝が越えられないので、左から巻き上がることに。
笹薮の中のルンゼ状を登っていたが、もっと沢寄りが快適に登れるはずとトラバース。
岩壁に出てしまえば、支障なく登れる。もっと早く右手に寄れば良かったか……。
最後も軽く笹を漕いで、100mナメ滝の落ち口へ出た。しかし……。
すぐ目の前の滝が直登不能。よって直ちに笹薮の中に戻ることに。
しばらく笹の斜面をトラバースして、小灌木を支点に懸垂下降で沢筋へ。
この二俣は左へ。
右奥から入ってくる15m滝は、直前の右壁から越えられた模様。しかしずっと手前から尾根通しの藪漕ぎを選択したため、ドツボにはまる。
肩の小屋が見えた!しかし、あそこには明るいうちには着けないだろうな……。
それでもこのあたりは笹薮が薄い。早めに沢筋に戻れば良かったのかも。
しかし地形への不安とラバーソールの性能への不信から、かっきーはさらなる藪漕ぎをチョイス。
日没に備えてヘッドランプを装着し、周囲の地形と行く手の方位を記憶に刻む。
先に源流に下っていたかっきーのヘッドランプに導かれて、沢筋へ。
振り返ると、夜景がきれい……などと喜んでいる場合ではない。
やっと登山道に出た。やれやれ。
オジカ沢ノ頭避難小屋。しかし、ここから長い下山が待っている。