天狗岳東壁(2015/04/26)

朝日に染まる稲子岳が真右に見えるあたりで、左の林へ入る。
雪は概ね締まっていて、歩きやすい。
やがて樹木が疎らになってきて……。
目の前に東壁が広がる。
稲子岳を後ろに見ながら、装備と心の準備を整える。
当初の狙いは雪壁のど真ん中を稜線まで。
出だしの斜度はこれくらいで緩やか。
それでもぐいぐい高度が上がってゆく。
しかし落石が絶えず、途中で作戦変更して左のリッジへ。
だんだん勾配が急になってきた。負けるな、チオ!
頭上のルンゼの中へ入っていく。
こう見えて、かなりの急角度。
ルンゼのどん詰まりから、草付きが始まる。
脆い草付きに緊張。この少し上からロープを出すことに。
雪がほとんど消えていて、一歩一歩に気を使う。
ほとんど藪漕ぎでワンピッチを終え、しっかりした灌木にセルフビレイ。
振り返れば、いつの間にかずいぶん高度を稼いでいた。
2ピッチ目は雪の斜面で歩きやすく、安堵。
稜線が近づいてきた。
ここまで上がれば、あとは水平の尾根歩きだけ。
前方に東天狗岳。山頂に登山者の姿も見えている。
ハイマツを僅かに漕ぐと、そこは登山道。
登攀終了。お疲れさまでした。