《ラス・メニーナス》

▲《ラス・メニーナス》(1656年)。

この絵を眺める鑑賞者と同じ位置にフェリペ4世とその王妃が肖像画のモデルとして立っており、マルガリータ王女が2人の前にいる情景を王と王妃の視点から描いたものと考えられている。王と王妃の姿は王女の左背後にある鏡の中に写っており、画面左でキャンパスに向かうベラスケス自身はモデルの2人を見つめている。