京都の社寺巡り(鞍馬寺・貴船神社・高台寺・清水寺)

久しぶりの京都への旅。今回は、かつての同僚Aさんが4年にわたって習っているフラメンコのステージに立つというので、応援旅行と称して京都観光しようというもの。

2000/09/23

Aさんはセビジャーナス、アレグリアス、カーニャ、ルンバス・フラメンカス、ブレリアスの5曲に出演し、とくにアレグリアスとカーニャでは6人ないし8人という少人数で踊ります。会場の京都会館第2ホールには開演15分前に着きましたが一階席はほぼ満員の盛況で、辛うじて左端のやや後ろ寄りに座ることができました。ステージは2部構成で、基本的にはAさんが習っているフラメンコ教室の発表会なので、総勢30名以上の踊り手にカンテが2名、ギターが3名ついていますが、正直に言えば下手な人はとことんヘタ。後から聞くとギターの方もかなり走っており、踊り手たちがついていけなくなってしまっていたそうなのですが、ステージ上は必死でも見ている方はけっこうリラックスして楽しめるのは、観衆がほぼ全て身内のノリだからでしょう。そんな中でAさんは(女性としてはかなり上背がある方なので目立つのですが)しっかりリズムに乗った踊りで堂々のバイラオーラぶりでした。

御本人の希望により、どれが誰とはわからない距離にしてあります。「矢印のような線」が見えることがありますが、レタッチの工程でついた傷(?)だと思って下さい。

2000/09/24

Aさんと、同じく元同僚で12月に出産を控えているMさんと昼過ぎに八坂神社で待ち合わせをしていたので、午前中を使って、自分が京都に住んでいた3年半の間に訪れることができなかった鞍馬に足を伸ばすことにしました。京阪三条から出町柳へ移動して、叡電で終点の鞍馬へ。仁王門をくぐって、由緒ある堂宇や源義経ゆかりの史蹟を見ながらひたすら登ります。きれいに整備された道をジグザグに登って、明るく開けた本殿前の広場からさらに奥の院を目指すと、やがて牛若丸も行き来したであろう山道らしい登りになります。奥州に下る牛若丸が立ち寄ったという背比べ石から道は杉の木の根が目立つ下りになって、義経を祀る義経堂、謡曲の鞍馬天狗が牛若丸と出会った不動堂を経て静かで冷気漂う奥の院魔王殿。そのまま下ると貴船です。貴船と言えばなんといっても川床料理が名物で自分も何度か足を運んだことがありますが、今日は涼しそうな川床を横目で見ながら汗をふきふき貴船神社奥宮まで歩きました。奥宮は意外にこじんまりしていて小さな本殿や舞台、舟形石が奥にひっそりと固まっているだけですが、京都市内の喧噪からわずか1時間程度はずれただけでこうした静寂な別世界があることが今さらながら不思議。このように千年も前の人々と同じ空気にいとも簡単に触れることができるところが、自分が京都から離れられない理由かもしれません。

鞍馬寺

鞍馬寺は源義経ゆかりの寺として有名ですが、770年に鑑真の高弟・鑑禎が毘沙門天を祀って創建したのが始まりといわれます。

1時間で鞍馬から貴船まで抜けるのは、けっこう大変でした。

貴船神社

貴船神社は、本社、結社、奥の宮の3箇所からなり、中でも結社は磐長姫命を奉る縁結びの神社として有名です。

待ち合わせ場所に着いたのは約束の13時を5分程回ったところ。3年半ぶりに顔を合わせたAさんが予約してくれていた京懐石の「京とみ」で旧交を暖めながら上品な(おいしかった!)料理をいただいてから、高台寺・清水寺を回りました。

高台寺

北政所ねねが開創した高台寺。小じんまりと好ましい風情の寺ですが、紅葉の季節はとりわけ美しいに違いありません。

清水寺

気のおけない友人同士であるAさんとMさんの京都言葉でのかけあい(「〜どすえ」といったアレではありません。「〜やで」「〜やろ!」という荒っぽい、活き活きした京都弁です)を聞きながら歩いているだけでも楽しいのですが、幸運なことにちょうど清水寺は御本尊御開帳の最中で、33年に一度しか見ることができない十一面千手観音や脇侍の菩薩、四天王に十二信神将、風神・雷神の像を拝むことができました。

清水寺の舞台の向こうに京都市街を望む景色。傾いた日と雲が不思議な雰囲気でした。清水寺拝観を終えた頃には日も傾いており、二人にはいずれ東京での接待を約束して別れ、夕方のひかりで東京へ戻りました。