メンリッヒェン〜ラウバーホルン〜クライネ・シャイデック

2012/07/13

グリンデルワルトで一日を過ごす最後の日、予報通りアイガーの眺めはこんな感じ。

ゆっくりと、たくさん、朝ごはんをいただきました。さすがにこれだけ食べると太りそうです。

最後は再びゴンドラでメンリッヒェンに登り、そこからクライネ・シャイデックまで花の道を歩くことにしました。ここは去年も歩いていますが、何度歩いてもしみじみと楽しめる道です。

賽の河原。

レンゲ?

紫の花(←花の名前を調べる気なし)。

ゆっくり歩いていても、徐々にアイガーが近づいてきます。

崖崩れがあったらしい場所。整備されていて普通に歩けました。

すんなりクライネ・シャイデックに着いてしまうのももったいないので、途中から右上に戻るように道をとって、尾根上のピークであるラウバーホルン(2472m)に登ることにしました。

ユングフラウ側に回り込むように道が続いていて、その道中の眺めもいいものです。すぐにピークに着くかと思ったのですが思いの外に歩きごたえがあり、標高が高いこともあって息が切れてしまいました。

ようやくラウバーホルンの山頂が見えてきました。そのてっぺんには安全柵とベンチがあり、ゆっくりと四周の眺めを堪能することができます。ことにアイガーからユングフラウまでの三山の眺めは間近で素晴らしく、おそらくこのラウバーホルンは三山を眺める随一の展望台と言ってもいいでしょう。

ガスの中に屹立するアイガーとメンヒ。

右から左へ流れ来る雲に山頂を覆われたユングフラウ。

ラウンターブルンネンの谷も、ガスに蓋をされて底を見通すことができません。

最後に山頂からの360度のパノラマを心ゆくまで楽しんでから、山を下りました。

クライネ・シャイデックへの下降。正面向こうには、ユングフラウヨッホに建つスフィンクス展望台が見えています。「シャイデック」とは分水嶺のこと、「ヨッホ」とは鞍部のことだそうです。

今回、アイガーに登れなかったのは残念でしたが、メンヒとユングフラウにそれぞれ絶好のコンディションで登ることができたのは収穫でした。これでどうやら、それなりの満足感を胸に帰国の途につくことができそうです。

▲この日の行程。