出発

2011/07/16

成田空港から、KLMのジャンボ機でアムステルダムへ。飛行機の中では例によって映画をいくつか観たのですが、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』は画面があまりに暗くて好印象を持てず、一方『王様のスピーチ』は俳優の力とよくできた脚本でなかなかの感動作。ちなみに帰りの飛行機で観た『これでいいのだ!!映画★赤塚不二夫』は堀北真希さんだけが魅力的(いしだあゆみさんの老けぶりにもびっくり)、そして本当に久しぶりに観た『Casablanca』で、自分もイングリッド・バーグマンを「可愛い」と思える歳になったんだなと実感しました。

雨の中降り立ったアムステルダムの空港内では、さすがオランダらしくチューリップの球根が売られていました。そしてオランダとスイスはシェンゲン協定に加盟しているので、入国審査はここオランダで済ませられることになります。その後、ゲートの前で2時間近く待って、アムステルダムからチューリッヒまではあっという間。勝手知ったるチューリッヒ空港の地下駅でスイスカードのヴァリデーションをしてから列車に乗り、ベルンを経由してインターラーケン・オスト。さらにここでBOB登山鉄道(Berner Oberland Bahn)の小さな列車に乗り換えて、グリンデルワルトを目指します。

暗く寒いインターラーケン・オストのホームでは、BOB登山鉄道の列車が待っていてくれました。

座席の窓側につけられた小さなテーブルには路線図が描かれています。

グリンデルワルト駅に着いたのは22時35分で、駅を出て進行方向右側の道を元来た方向へ戻るようにとぼとぼと歩いて、1週間お世話になるユングフラウ・ロッジに到着しました。表の扉には鍵がかかっており、少しがちゃがちゃしていたらフロントのお姉さんが中から開けてくれてチェックイン。あてがわれたのは前室付きツインルームのシングル使用で、とても清潔かつゆったりとくつろげる部屋でした。これで、自宅を出てからほぼ23時間にわたった長い移動が終わりました。ああ、疲れた……。