塾長の渡航記録

塾長の渡航記録

私=juqchoの海外旅行の記録集。遺跡の旅と山の旅、それに諸々の物見遊山。

休養日

2016/06/28

今日は快晴ですが、仕事の都合でセキネくんは一足早く帰国する日。私も休養日としました。のんびり寛ぐ私をホテルに残置して、セキネくんは早朝にミディの展望台まで上がって観光客モードを満喫してきたようです。

セキネくん、お疲れ様でした。短期間でしたが、初海外クライミングでこの4日間の成果はなかなか充実したものだったのではないでしょうか。これを機に、世界を股にかけるクライマーになって下さい。

セキネ語録

28日 シャモニー ミディ展望台 帰国

クライマーの楽園、シャモニーともいよいよお別れ。

出発の時間が早かったのでクライミングには行かず、朝早く観光客に混じってミディ展望台へ行ってみました。昨日クライミングに来た時は走って通過しただけだったので改めて。昨日どっぷりと堪能した景色ではありましたが、快晴の下360度の大展望。登りたい壁だらけ。心の中で峰々に再訪を約束しました。足元が透けている有名な展望スペースも奇跡的に空いていたので観光客感丸出しで楽しんできました。

宿に戻り、あと数日こちらで登る予定の塾長にお礼と別れを告げ、後ろ髪を引かれる思いでシャモニーを後にしました。塾長、何もかも本当にありがとうございました。

夕方、ホテルから歩いて5分の位置にあるAssociation Internationale des Guides du Mont-Blanc(AIGMB)に足を運びました。

シャモニーでは世襲制の地元ガイドの組合であるLa Compagunie des Guides de Chamonix Mont-Blancが著名で、モン・ブラン情報を仕入れた「山の家」がその事務所ですが、世襲だけにガイドに当たり外れがあるという話を聞いていたことからあえてAIGMBにした次第です。ただ、事前の情報収集と予約の段階からメールでのレスポンスがどうもいまいちで、とりわけ「クレジットカードのナンバーをセキュリティコードと共にメールで知らせろ」と言われたときには「ここ、大丈夫かな?」と少々の不安を抱えた(当然、電子メールではなくエアメールで知らせた)のですが、実際に足を運んでみると小さなオフィスはクライミングとパラパントの共用になっていて手作り感満載です。おまけにガイドはその日のアクティヴィティが長引いたらしく、カウンターに座っていた男性と山にまつわるよもやま話をして時間をつぶした末に、いったんホテルに戻って出直す羽目になりました。

そんな思わぬ苦難(?)の末にやっと顔を合わせることができたガイドは、中年で小柄(私より背が低い)のロメイン。初対面の挨拶をして、翌日の待ち合わせと装備の確認を行いました。あらかじめの連絡では、明日から始まる4日間のうちにエギュイ・デュ・ミディ南壁レビュファ・ルートともう1本をガイドに案内してもらうことにしてあって、ミディ以外の1本はグレポンに登れないか?と打診したところ「雪が多過ぎるしワンデイでは無理」と言われたので、この日の打合せでは「パピヨン稜はどうだろう?」と聞いてみました。こちらは行程的にはミディ展望台へ向かうロープウェイの途中の乗継ぎ駅であるプラン・ドゥ・レギュイから軽く半日で行けるはずですが、やはり雪の状態が懸念される模様。「明日、ミディへの行き帰りにロープウェイの中から雪の状態を確認して、その上で決めることにしよう」と申し合わせたところでこの日のミーティングは終了となりました。