横岳西壁大同心北西稜(2016/03/27)

▲大同心の全景。左のスカイラインが北西稜だが、見るからに急。
▲大同心基部を裏同心ルンゼ方向へ下る。
▲出だしのピッチはあのピナクルの右奥まで。ピンクのテープが親切。
▲上に着いて右上を見上げると凹角。しかし登られている痕跡がない。
▲それもそのはず、いったん向こう側のルンゼへ草付の斜面を下降するのが正解。
▲ルンゼを少し登ったところから右上を見ると非常に複雑な地形になっている。
▲いったん正面のルンゼの奥を偵察したものの、やはり違うことがわかり仕切り直し。
▲あらためてルンゼ右の岩だらけの斜面をロープを引きずって登った。
▲途中から傾斜が立ってきたので本格的に確保。
▲ここからが心理的核心とされる4ピッチ目。
▲なんだ、この凹角は寝ているじゃないか……と思ったものの、見ると登るとでは大違い。
▲噂通り、緊張を強いられるピッチとなった。
▲続くピッチはセキネくんのリード。私の助言に従い右から巻いてスタートしたのだが……。
▲私の想定ではすぐに左のリッジへ上がるはずだったのに、なぜかシビアなフェースクライミングを選択。
▲フォローでも悪い汗をかいた。頼むよ……。
▲ビレイ点の向こう側から見下ろすとこういうルンゼがあったが、これが正しいラインかどうかは不明。
▲ビレイ点から1段上がれば、雪に覆われたハイマツのリッジの向こうに最終ピッチが見えた。
▲最終ピッチに挑むセキネくん。左手の辺りがかぶったクラック。
▲真下から見上げるとこんな感じ。これは厳しい。
▲ハンガーボルトがあるが、ここもリーチがないと簡単には届かない。
▲リードのセキネくんはA0で突破し、フォローの私は引っ張り上げてもらった。
▲そして、最後の数mを譲ってくれたセキネくん。ありがとう!
▲大同心のてっぺんで、山への愛を叫ぶ。