顔振峠〜日和田山

山頂 日和田山305m
分類 関東周辺
日程 2012/12/31
同行 マドカ
概要 吾野駅から顔振峠に上がり、南東方向の尾根筋につけられた登山道を辿って日和田山まで走り、高麗駅へ下山する約16kmのトレイルラン。

12月9日の御岳山でのトレイルランニング大会にはラン友マドカも参加する予定だったのですが、夏に発覚した病気の手術とその後の治療の影響でそのときは走れず、応援に回るだけに終わっていました。幸いその後の経過がよく、中距離程度までなら走れるようになってきていたので「それならどこか走っておく?」と声を掛け、大晦日のこの日、奥武蔵のトレイルをのほほんと走ることにしました。

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2012/12/31

■10:40 吾野駅 ■11:25-45 顔振峠 ■12:40 ユガテ ■13:40-50 日和田山 ■14:20 高麗駅

選んだコースは、西武池袋線の吾野駅から顔振峠に上がり、南東方向の尾根筋につけられた登山道を辿って日和田山まで走り、高麗駅へ下山する約16kmのコース。最初に峠まで上がるところが多少絞られますが、あとは概ねフラットな道が続くトレイルラン向きの道です。

出発点は吾野駅。顔振峠や子の権現へのハイキングコースの起点になる駅ですが、駅前には休業中の店が一軒あっただけ。昨日は一日中強い雨が降っていましたが、この日はそこそこいい天気。

顔振峠への登り道は、最初は舗装路をひたすら我慢の登りが続きますが、やがて足に優しい山道に変わると、ずいぶん歩きやすくなりました。

前方が開けてくれば、顔振峠はもうすぐ。左端に見えている高い山は、秩父の名峰・武甲山です。そして、なにやら由緒ありげな二重塔。扁額には「摩利支天」と書かれていました。

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峠からの眺め。条件が良ければ、富士山もきれいに見えるようです。ところでこの「顔振峠」という名前には二つの謂れがあって、ひとつはここを通った義経が絶景に振り返りながら登ったというもの、もうひとつは弁慶が急な登りに疲れて顔を振りながら登ったというもの。いずれも義経主従が奥州へ落ちたときにここを通ったという話になっているのですが、実際の経路は北陸路ではないかと言われているので、正しい由来は別にあるようです。

峠の茶屋に入って、揚げ餅をいただきました。まぶしてあるのは砂糖かと思ったら塩!ちょっと厳しい味でしたが、ここまでの登りでかなり汗をかいていたので、ちょうどいいのかもしれません。

峠からほんのわずかのランで、諏訪神社に到着。阿吽の狛犬がなかなか立派です。神社からは、ランナーのためにあるような、緩やかに下る安定した走りやすい道。しかし、どうも雲行きが怪しいなと思っていたら、この先で雹に降られました。幸い、本降りの雨になることはなく、ランには支障なし。

シダの群生が目立つエビガ坂を経て、民家2軒の集落=ユガテ。調べてみると「湯ヶ手」という字を当てるのだそうで、どうもこのあたりに湯が出ていた模様です。大きな柑橘類の実がたわわになっており、また白い椿がきれいに咲いていました。

そして、美しい竹林の中の道を下ると、再びシダが群生する道を行くようになります。

北向地蔵。その由来は天明6年(1786)流行した悪疫を防ごうと野州岩舟地蔵尊より分身として譲り受け北の方岩舟地蔵尊に向い合せ守護神にしたとのこと。

明るい植林帯を走るようになれば、ゴールが近づいてきたしるし。いったん開けた高指山に立っているのはNTT無線中継所。ここはパスして、ただちに日和田山への道へ入ります。

最後の坂道を一歩一歩踏みしめながら登れば、そこが日和田山の山頂でした。

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絶景!この山がこんなに展望に恵まれているとは知りませんでした。左の方に遠く写っているのは筑波山、また写真ではわかりませんが、東京スカイツリーや都庁もはっきり見えていました。

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後は下るだけ。高麗駅からも見えていた鳥居からの眺めもすばらしく、眼下にはヒガンバナの季節になると観光客を集めるという巾着田が広がっていました。

山道を終えて、あとは高麗駅まで舗装路を緩やかに高麗駅へと下ります。お疲れさまでした。マドカにとっては久しぶりのランだったはずですが、まったく衰えていない走力には脱帽です。

打上げは、池袋の韓国料理屋でマッコリをいただきながら。マドカの術後の治療はあと5年間は続くそうですが、体調を見極めながら、来年以降も折々に走りに行きましょう。