塾長の山行記録

塾長の山行記録

私=juqchoの登山の記録集。基本は癒し系バリエーション、四季を通じて。

御岳渓谷

日程:2011/12/24

概要:今年最後の御岳渓谷でのボルダリング=オーストラリア岩、とけたソフトクリーム、デッドエンド、忍者返しの岩、トラヴァースボルダー。

山頂:---

同行:Y女史

山行寸描

▲この日触った岩の数々。そろそろ明確な成果を挙げたいところだが……。(2011/12/24撮影)

2011/12/24

△10:50-16:30 御岳渓谷

Y女史と、今年最後となるであろう御岳渓谷でのボルダリング。本当はこの三連休(23-25日)を使って雪山でアイゼン慣らしをするはずだったのですが、厳しい寒波で山が荒れるという予報と仕事上の都合が重なって、近郊でのアクティビティにスケールダウンせざるを得なかったのでした。

御嶽駅前でY女史と待ち合わせて日の当たっている左岸へ下り立ち、「とけソフ」以外で何か暖かそうな岩はないか?と物色して、まずは近くのオーストラリア岩に触ることに。この岩は正面から見ると形がオーストラリア大陸に似ているのでこの名がついたのだと思いますが、課題のラインはトポを見ても不明瞭で、おまけに正面からだと岩の背丈が低いために普通に上のホールドがとれてしまいます。一方、近くの「とけソフ」は下流側が日陰で岩が冷たく、シューズのソールが弾かれる感じ。結局大したアップもできないままに、右岸に渡ることになりました。

まず向かったデッドエンドでは「イギリス人のトラヴァース」に打ち込みましたが、半手(?)前進はあったものの、私もY女史も完登できる感覚なし。いったん封印して腕が上がるのを待つべきか?しかし、実は先日の古賀志山で私は愛用のミウラをなくしてしまい、この日はバラクーダで代替していたために足裏の感覚や爪先の形状などの違いからぎこちない動きに終始してしまっており、モチベーションが大幅にダウンしていたのも事実。もはや、ミウラなしではいられない身体(足?)になってしまっているようです。

シューズと言えば、やはりこのデッドエンドで面白いボルダラーを2人見掛けました。1人はデッドエンドの岩の上から下りてきて我々の前を通過した青年ですが、左足がファイブテンのJET7、右足がスポルティバの(たぶん)ミウラVSという組合せ。これは、課題の特性に応じたチョイスなんでしょうか?もう1人は御岳ではよく見掛ける少年ボルダラーですが、ただし1年ぶりに見たらずいぶん背が伸びていました。しかし相変わらず素足で登るのが好みのようで、「イギリス人のトラヴァース」でも足指でグワシとホールドを掴んでトラバースする様子に我々は目を白黒。

続く忍者返しの岩では、とりあえずマスターピースの「忍者返し」の出だしに触ってスタートホールドの利き具合を確認しただけ。ちなみにこの岩では前日にSakurai師が「クライマー返し / 直上」(初段)と「忍者クライマー返し」(2段)をゲットしたばかりです。シューズの爪先分だけでもあやかりたいものですが……。

最後のトラヴァースボルダーも、すぐに指が痛くなってしまって打ち込めず。ただ、どうも核心部と思われるコーナーの通過は身体をかなり低い位置に落としていく方がベターなのでは?という感触を得ました。次回、しっかり指にテーピングした上で試してみよう。

そんなわけでこの日もさしたる成果なく、とぼとぼと岩場を後にすることになりました。それなりの課題は一朝一夕ではいかないとわかっていても、やはり半日かけてまともにクリアできた課題がないというのは寂しいもの。次回は、難しくなくてもいいのでとりあえず成果をあげるための課題もあらかじめ目星をつけておいてから、足を運ぶことにしようと思います。

帰途、拝島あたりで夕食をとって行こうかという話にしたのですが、拝島駅に着いてみればY女史が乗るはずの西武線は脱線事故で不通。それならと、新宿まで出ることになりました。そして足を向けた先はなぜか思い出横丁です。

後から考えてみたら、これが今年のクリスマスイヴのディナー?うーん……。