塾長の山行記録

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私=juqchoの登山の記録集。基本は癒し系バリエーション、四季を通じて。

第8回新宿シティハーフマラソン

日程:2010/01/31

概要:第8回新宿シティハーフマラソン〔ハーフ〕。

山頂:---

同行:---

2010/01/31

新宿シティハーフマラソンに参加。このレースは右の地図の通り国立競技場を起点にして新宿区の山手線内側をぐるりと走るコースどりで、単に国立競技場のトラックを走ってみたかったという不純な動機で参加したものです。

この日は青空が広がる素晴らしい天気で気温も高からず低からず。国立競技場の中は美しい芝生が中央に広がり、その周囲を巡るトラックは赤茶色のタータン。入場したときはちょうど開会式が始まったばかりでしたが、ゲストに君原健二さんと土佐礼子さんがおられて、他の来賓の挨拶は無視していた(失礼!)ランナー達もこのお二人の挨拶には盛大な拍手を送っていました。

これが国立競技場のトラック。かなり堅いです。

非公式ゲストに科学忍者隊の大鷲の健さんもいましたが、ここまでやってくれるならベルクカッツェもいてほしい。

定刻の9時ちょうどにスタート。競技場を出て神宮外苑の中をひとしきり走ると、街へと飛び出していくことになります。最初の5kmほどは集団が団子になって抜くことができないためにスピードが上がらず、やっと5kmの表示が出たときに手元の時計が31分20秒を示していてこれはまずいと思いましたが、それは周囲のランナー達も同様だったようで、その辺りからは全体にスピードが上がり少しばらけてきた感じです。コースはおおむね走り易い平坦な車道ですが、ところどころに難関もあることはあって、特に富久町あたりの登り坂やタイムズスクエア付近の路面の粘り気には閉口しました。

ドコモビルからは見下ろされているようでちょっと不気味。毎月のように通っている国立能楽堂の前も通ります。

2周目は新宿御苑トンネルをくぐります。トンネルの中は黄色い照明に照らされているので人の肌色がみな灰色に見え、走っていると周囲がゾンビになったように見えてかなりシュール。また、2週間前の教訓を生かしてiPodのBGMは多少は気合の入るものにしたのですが、それでも所詮はプログレですから血湧き肉踊るということにはならず、徐々に失われる脚力を補うまでには至りません。

結局20kmを過ぎたあたりで足が上がらなくなってきて、最後はふくらはぎの痛みにほとんど歩くようになって競技場のトラックを一周し、2時間5分余りでゴールしました。

完走証に記されたタイムはネット2時間5分16秒。前回2時間を切れなかったのはPink Floydのせいではなかったことがこれによって証明されました。

レースが終われば栄養を補給しなくては。近くの公園にはスブラキや和牛串焼、佐世保バーガーなどなど屋台がたくさん出ていましたが、串焼はちょっと歯ごたえがあり過ぎたかも。

バンド演奏もありました。まずギター兼ヴォーカルのフロント2人の背後で黙々と黒のジャズベを操るベースの女の子がキュートだったTangerineと、Tangerineのヴォーカルを加えた男子3人組The Goneshを聴きましたが、The Goneshは本当に凄い!タイトでテクニカルなリズムセクションと、カッティングやアルペジオ中心にディレイでスペイシーな音作りをするギターの組み合わせからなる高い音楽性はとても高校生バンドとは思えません。これで力量のあるヴォーカルを獲得できたら、このバンドは大変なことになりそうです。

さらにThe Beatlesのカバーバンド44.2ndも楽しい演奏でした。それぞれ持ち時間が機材セットも含めて20分とめちゃくちゃ短いのでほとんどMCなしでどんどん演奏が続きましたが、せっかくだからYesのカバーバンドも出てきて「Close to the Edgeやります」とか言ってくれないかな。それだと1曲で20分弱なのでかなりスリリング。いや、その前にステージ上にメロトロンを持ち上げるだけで時間を使いきってしまうかも。