御岳渓谷

山頂  
分類 関東周辺
日程 2010/01/16
同行 Y女史
概要 Y女史と一緒に、御岳渓谷でのボルダリングへ。中州ボルダー、デラシネ・ボルダー、玄関岩、マミ岩で登る。最後はまたしても、小澤酒造で〆。

中州ボルダー。ここでY女史はいきなりウォーターダイヴ。(2010/01/16撮影)

マミ岩。正統派スタートホールドからの右3級をゲットできました。(2010/01/16撮影)

2010/01/16

■09:15-15:15 御岳渓谷

Y女史と御岳渓谷。朝早い奥多摩1号で御嶽駅に9時頃に着いたので、日の当たっている岩を探して上流へ進みましたが、たぶん暖まっているだろうと思っていた中州ボルダーはまだ日陰。その手前右岸のデッドエンドの岩は日を受けていましたが、あちらにはとても我々二人では手が出ないので、仕方なく中州ボルダーに取り付くことにしました。しかし、触ってみると当然のごとく、岩が冷たい!

手始めに上流側のスラブ9級を登ってみましたが、トップアウトする頃には指先がかじかんでしまっているし、シューズのフリクションも自信が持てません。ところでこの岩、どこから下りるんでしょうか?左岸側のでこぼこのカンテから下りるのかなと思っていましたが、上から見下ろすとスタンスが見えなくて恐ろしく、仕方なく登ったばかりのスラブ9級をクライムダウンして無事地上に帰還しました。Y女史はそのでこぼこのカンテを登ってから、やはりスラブ9級を下りましたが、早くも戦意喪失状態。それでもせっかく中州ボルダーに来たのだからと下流側の「ジャンピング・フック」(1級)なんぞに触ってはみましたが、まあ「おとといおいで」状態です。しかし、ようやくそちら側の岩が日に温められるようになってきたので、左側スラブへ斜めに抜ける7級課題に取り付いてみました。まず私。出だしは簡単に立ち上がることができたのですが、その先スラブに立ち込むところが踏ん切りがつきません。というのも、ここで足を滑らすと文字通り滑り台のように落ちて川に放り出されるからで、どう考えてもこの時期に水を浴びたくはありません。というわけで勇気ある(?)撤退。Y女史も、私が登るときには「落ちると濡れますよ。やめておきましょうよ」と盛んに止めていたくせに、自分が取り付く段になるとそんな台詞は忘れたのか、一段上がってさらにスラブに突っ込んでいきました。しかし、ホールドの甘さに耐えられず途中で進退窮まってしまい、決死のクライムダウンも空しく地上2mから落ちてしまいました。下地がよかったので怪我はありませんでしたが、膝下を水につけてしまい、ここで中州ボルダーからはすごすごと退却。

右岸を下流へ移動して、珍しく誰もいないデラシネ・ボルダーへ。まずは易しい岩溝状8級を登ってみましたが、岩の上の穴という穴にはがっちり氷が張っています。デラシネよ、お前もか……。ハング6級、トラバース4級と登ったところで、時刻は既に11時過ぎ。もともとこの日は14時頃まであちこちの岩を登って、その後早めに「いもうとや」で打ち上げようという計画でいたのですが、足を濡らしたY女史のために計画を変更し、ここから先に「いもうとや」に行って衣類を乾かしかたがた昼食をとって、その後も登り続けることにしました。

「いもうとや」は紅葉の季節には大変な混雑で入店まで並ばされましたが、この日のこの時刻にはがら空きで、席も選び放題。渓谷がよく見える席に陣取って、きき酒セットとおぼろ豆富膳、生湯葉石焼びびんば。午後も登るのに、利き酒なんかしていいのか?実はY女史も日本酒はかなりいける口で、セットの半分はY女史が消費してくれたので、酔いはありません。

気分一新して、玄関岩へ。ここのカンテ7級がY女史の今日の目標だったのですが、取り付いてみると手順足順をすっかり忘れており、登れません。シューズを濡らしたY女史は足元に新聞紙をはみ出させた不可思議なスタイルでトライしていましたが、足先の保温には効果があったものの、登る手助けには当然ならず。困ったなあと私も取り付いてみたのですが、前回登れているこの課題が、今回手も足も出なくなっていました。なぜだ?二人してあーでもないこーでもないと何度も登ってはみたものの、気分よく登らせてはもらえませんでした。

結局1時間以上も粘って成果なく、「今日はこれくらいで勘弁してやる」と意味不明の捨て台詞を残してマミ岩へ移動。こちらでは右3級の完全版が私の課題です。以前登れている課題ですが、そのときはスタートホールドに手をかけた状態でどうしても体を止められず、ひとつ高いところを出だしにして登っていたので、ちゃんとしたホールドから登り直しておきたいと思っていたのでした。

マミ岩に取り付いていた若者パーティーとマットをシェアし、順番に取り付くこと数度。スタート時の右手の向きと最初に上げた左膝の動かし方を工夫することで、どうやら出だしが確実に止まるようになりました。そのまま左手を一手上げてかっちり止めてから右足をかき込んで体を右寄りに安定させ、右手を伸ばすと上の横長カチ。左手も添えて後はフリクション登りで、ここでも何度か落ちたものの、横長カチでしっかり止まるポイントを見つけられ、スポットしてくれている若者パーティーの皆さんの声援のおかげもあって、トップアウトできました。

そろそろ渓谷の中が日陰になってきたので、今日は終了。私はこの日の目標であったマミ岩右を登れて溜飲が下がりましたが、Y女史の方はショック。杉花粉が天敵のY女史にとっては、リベンジはGWということになるでしょう。

しかし、最後の最後にY女史に奮闘のご褒美が待っていました。小澤酒造のきき酒処で「今月のおすすめ品」となっていた「亀口酒」(特別純米酒 アルコール17.5%!)が、Y女史の酒飲み史上三本の指に入るおいしさだったそうで、一口飲んでは「おいしい〜」と相好を崩し、最後は真っ赤な顔でへろへろになっていました。めでたしめでたし?