湯河原幕岩

日程:2006/04/22

概要:悟空スラブ2ピッチ(5.7)。てんとうむしロックのフリー3本。

山頂:---

同行:デチ / まっきー / 現場監督氏

山行寸描

▲天気に恵まれ、岩場も空いていてのんびりクライミングを楽しめた、幕岩の一日。(2006/04/22撮影)

2006/04/22

△10:00-16:30 幕山公園

おなじみデチ&まっきーのコンビを湯河原幕岩へ連れて行きました。今回は現場監督先生にも同行いただいて、午前中は悟空スラブ2ピッチを登り、午後はてんとうむしロックあたりのフリーというプランです。

9時半にJR湯河原駅前で待ち合わせて、タクシーで幕山公園へ。すっかり梅も終わって新緑が美しい梅林の中を茅ヶ崎ロックエリアへ登ります。午後から雪に見舞われた前回は割礼塔を回り込んで上へ登るところで道に迷ってしまいましたが、今回はもちろんそんなドジはせず、ぐんぐん高度を上げました。今日は天気もよく、人も少ないせいか、途中の岩場では黄緑色のきれいなヘビがひなたぼっこなどをしています。やがて、息をはずませながらのしばしの登りで悟空スラブの取付へ到着しました。

グーパーの結果、デチと現場監督氏、まっきーと私の組み合せでロープを結び、最初のピッチはランナーなし。2ピッチ目の立ったカンテはさすがにちゃんとビレイしてもらって登りましたが、後続のまっきーは凄いスピードで普通に登ってきましたし、デチもけっこう怖い思いはしたようですが、ちゃんと終了点に到達しました。高度感をしばし楽しんで「両手に花」写真を撮り合って、懸垂下降2ピッチで取付へ戻りました。

元来た山道を下って、てんとうむしロックの右端のエリアにリュックサックを置き、現場監督氏のリードでまず無名カンテにロープを張ってから交替でTR。ここは問題なくデチもまっきーも登りきりました。続いて同じ岩の右の細かいフェースの「ハニー・パイ」(5.8)に同じTRで取り付きましたが、ここで事件!現場監督氏はTR2撃で「ここはリードしたくないなぁ」、まっきーも頑張ってラストトライで見事に上に抜け、続くデチは最初のつるつるフェースの上に上がることができずこのまま「アローン」(現場監督氏談)かと思われたのですが、あろうことか私もここを登ることができませんでした。なんで?ここは2年前に同じTRでちゃんと登れているのに……。

ついで、右隣の岩塔の「イット・ウォント・ビロング」(5.9+)にやはり現場監督氏リード(OS)でロープを張り、交互にトライ。さすがに下部はデチもまっきーも問題ありませんが、最後の3mほどのハングを越えることはできませんでした。まっきーは身長の関係でキーホールドに手が届かず、デチはキーホールドには届いたもののそこから身体を引き上げるふんぎりがつかなかった模様です。たぶんハング部だけをとりだしてボルダリングジムの課題にすれば2人とも間違いなく登れるのでしょうが、ここが外岩の面白いところです。最後に私がここをエアシンダーコーンで登ってロープ等を回収しましたが、まったく問題なく登れて改めてこのシューズの性能に感嘆しました。

いつの間にか時刻は16時半で、日がかげって冷たい風が吹き始めており、女性2人の腕も限界なので終了としました。現場監督氏には本数が少なく物足りなかったと思いますが、コーチ役ありがとうございました。岩場を離れた後は湯河原駅近くの「湯河原ラドンセンター」で汗を流し、居酒屋で打ち上げて終了としましたが、どうやらデチとまっきーの2人は日曜日に全身の筋肉痛に悩まされることになりそうです。