塾長の山行記録

塾長の山行記録

私=juqchoの登山の記録集。基本は癒し系バリエーション、四季を通じて。

陣馬山〜高尾山

日程:2011/12/25

概要:陣馬山から高尾山までの低山縦走。メインは下山後の冬蕎麦。

山頂:陣馬山 855m / 高尾山 599m

同行:マドカ

山行寸描

▲陣馬山。この山ならではの広闊な展望はこの日も健在。(2011/12/25撮影)
▲高尾山。はい、お疲れさまでした!(2011/12/25撮影)

2011/12/25

△10:30 陣馬高原下 → △11:20-45 陣馬山 → △12:40 小仏峠 → △13:20-30 高尾山 → △13:55 ケーブルカー高尾山駅

この日は軟弱に自宅近くのスポーツジムでのほほんとしようと思っていたのですが、予報を見ると天気が良さそうなので、それならとラン友マドカにメールを入れて毎度おなじみ陣馬山から高尾山まで一緒に走ることにしました。

陣馬高原下からの登りは冬枯れの明るい道。見通しが良くなって登りもはかどる……というわけではありませんが、なるべく息を切らさず普通の呼吸を心掛けて歩き続けました。

富士見茶屋はこの日は閉まっていたので、1段下ったところにある清水茶屋でけんちん汁をいただいて軽く腹ごしらえ。その後山頂から関東平野を眺めたとき、その展望の中に針のような東京スカイツリーの姿が見えました。考えてみると、スカイツリーの高さ634mは高尾山の標高599mよりも高いのです。そんな具合に周囲の展望を存分に楽しんで縦走路に向かいました。

好天が続いていたので走りやすいかと思っていたのですが、案に相違して縦走路上には滑りやすい箇所が多く、また土の中で凍った水が地面を押し上げて路面がボコボコになっているところもあり、スピードを上げられません。

マドカと「今日はタイムは捨ててファンランにしよう」と言い交わしましたが、明王峠からの下降ではあまりに気持ちの良い下り斜面に、平地でもめったにやらない全力疾走で久しぶりに風を切る感覚を味わいました。小仏峠でやっと追いついてきて「凄かったですよ!」と言ってくれたマドカに、こう返しました。

「あそこだけ、鏑木さんが乗り移ってきたんだよ。」

小仏峠から高尾山までの区間は、それまで以上に悪コンディションでした。霜柱が道の両側から迫って路面を濡らし、ところによっては泥田のよう。階段も菰を敷いて滑り止めとしているような状態で、泥が着いたシューズは重く、また滑りやすくなり、慎重に足を運ばないとひどい目にあってしまいそうです。

そんな具合で、高尾山頂でのタイム(陣馬山から)は95分でした。ほぼ1カ月前のタイムが85分でしたからこれではずいぶん遅いのですが、2日前のトレーニングのせいで足が上がらなくなっていたマドカをところどころで待ったり、悪路をほとんど歩きになって進んだりしたことからすれば許容範囲でしょう。また、陣馬山から小仏峠までは登り坂でも歩かずに走り通せたのが一応の収穫で、今後は徐々にこれを伸ばして最初から最後まで走りきる脚力を身に付けたいものです。

なお、ケーブルカー高尾山駅の前の広場は紅葉の時期には人がごった返していましたが、今日は閑散としたもの。歩いての下山にこだわりはないので、これ幸いとケーブルカーに乗ってしまいました。

さて、本題です(笑)。

この日のメインは、高尾山の冬蕎麦を堪能すること。ケーブルカーで下山すると、広場の先にあってたわわに実をつけた柿の木がド派手な「高橋家」に直行しました。いただいたのは八王子の地酒「高尾山」にアテは焼き味噌と豪勢な天麩羅盛り合わせ。蕎麦はせいろに月見芋をつけました。ただ、注文の仕方を失敗!当然、アテに箸を伸ばしながらちびりちびりとお酒をいただいて〆に蕎麦というもくろみだったのですが、これらを一度に注文したために全部いっぺんに出てきてしまいました。蕎麦が伸びてしまってはうれしくないし、かといって天麩羅が冷めてしまうのもそれこそ興ざめ。結局、全部に均等に箸をつけてあっという間に食べ終えることになってしまいました。くそー、次回こそ。