越沢バットレス

山頂  
分類 ゲレンデ
日程 2004/09/11
同行 シュクラさん
概要 岩登りのゲレンデ・越沢バットレスでトレーニング。

2004/09/11

■10:30-15:30 越沢バットレス

来週予定している谷川岳に向けて、シュクラさんと越沢バットレスで岩トレ。本当は1週間前の土曜日にやる予定だったのですが、その日はあいにくの空模様で急遽「PUMP2」に切り替え、こちらは1週間順延していたもの。

鳩ノ巣の駅で落ち合って、シュクラさんの先導で坂道をてくてく歩きました。曇り空で風がなく蒸し暑い道がやがて沢沿いに降りてしばらく行くと、目の前に黒々としたチャートの岩場が広がりました。これが、本チャンよりも怖いと札付きのゲレンデ、越沢バットレス。既に岩に取り付いているパーティーや準備中のパーティーもいて、かなりの盛況です。後でシュクラさんに聞いたら、「こんなに混んでいるのは初めて」というくらいの混み具合だったそうです。

最初は正面の桧のテラス下で準備をしていましたが、先行パーティーが遅く、その後に2パーティーもいるとあってこちらに取り付くのは諦め、右ルートの取り付きに回りました。しかしこちらも大盛況。パーティーとパーティーの合間を縫うようにして、まず天狗の肩まで私がリード(III)。シュクラさんを迎えつつ上を見ると、先行パーティーはそこから左手の鋸ルート(VI!)を直上しているところ。はっきりかぶった、しかも支点の乏しそうなルートで、見るからに難しげ。こちらの2ピッチ目はシュクラさんのリードで、出だしは正規ルートの右凹角のヴァリエーション(V)をぎりぎりのバランスで登っていきます。「後続のことも考えてほしい……」と思いながらフォローしましたが、なんとかテンションをかけずにすんでほっとしました。3ピッチ目は再び私のリードで、一段上がってからつるつるのスラブを右上。細かい凹凸を拾いながらの登りですが、途中のシビアな立ちこみにどうしても踏み切ることができず、A0で抜けてしまいました。

シュクラさんの指導の下に手順を確認しながらの懸垂下降は2ピッチ。ほぼ垂直の岩壁を空中懸垂混じりで下りますが、目の前の壁にリングボルトがいくつも打たれているのを見て驚きました。こんなところを登るラインがあるのか?

下り着いた時点で既に12時半。先程の桧のテラス下に戻って軽く昼食をとり、続いて第2スラブルートを登りました。こちらも最初は私のリードでテラスへ上がります。ここはグレード的には恐らくIII級程度ですが、途中がかなり立っていて見た目はけっこう威圧感があるピッチです。2ピッチ目はシュクラさんのリードで、いったん左に回り込んでから第2スラブを登っていきます。中間のバンドにビレイポイントがあり、ここで既に相当な高度感を味わうことができました。3ピッチ目(IV+)は私のリード。すとーんと地面まで数十m切れ落ちた壁を右にトラバースし、途中からスラブの上に戻って凹凸を頼りに登るのですが、出だしのトラバースの1手をクイックドローのお世話になったほかは、細かいながらも意外にしっかりしたホールドに導かれて気持ちよく終了点に達することができました。

上に抜けてロープをはずし、かつて山野井泰史氏が寝泊まりしていたという沢沿いの小屋(本来は金比羅様が祀られているところらしく、鳥居もあります)や「お宮ハング」などを見学してから、1本目と同じ場所から懸垂下降して終了。出だしが遅かったのと大混雑のせいで2本しか登れなかったのですが、広沢寺とはまったく異質のゲレンデの雰囲気に触れることができました。シュクラさん、ありがとうございました。