広沢寺弁天岩

山頂  
分類 ゲレンデ
日程 2004/06/19
同行 現場監督氏
概要 岩登りのゲレンデ・広沢寺弁天岩で人工登攀のトレーニング。

ナバロンの右を登る現場監督氏。さすがの軽やかな身のこなしでハングを越えていきます。(2004/06/19撮影)

大ハングを登る現場監督氏。グリップフィフィのアブミが華麗に舞う!(2004/06/19撮影)

2004/06/19

■09:15-16:30 広沢寺弁天岩

今日は現場監督氏におつきあいいただいて広沢寺で人工登攀の練習。本厚木の駅で8時半に待ち合わせ、一路広沢寺に向かいました。梅雨のさなかだというのに素晴らしい天気で、人工登攀の練習というより沢登りに向いた日和です。9時過ぎに岩場に着いてみると、既に10人弱が岩に取り付いていましたが、いつもの混み具合からすればずいぶんすいている方です。ちなみにこの日、師匠の黒澤ガイドや、以前黒澤ガイドの講習で何度かご一緒したSさんも広沢寺に来ていて、それぞれ言葉を交わすことができました。

我々も早速身支度をし、まずは岩場左下の前傾ハング帯、ナバロン(5.11a)の左のA1課題で練習。リード&TRでフォローを交互に1セットずつ登ってから、次にナバロンの右のさらにかぶった課題で同じくリード&フォローを各1セット。私のアブミは最上段で巻き込もうとすると「よっこらしょ!」という感じでかなりダイナミックに身体を引き上げなければならないのですが、現場監督氏のグリップフィフィ仕様の自作アブミは同じ三段でも絶妙の位置にプレートが配置されていて実にスムーズに高さを稼げるようになっています。もちろん現場監督氏自身の技術の高さもあって、まるで苦労せずにすいすい登っている感じです。

短い昼食休憩の後、岩場がすいていたので真ん中のIV級ルートを上まで登ってみることにしました。最初に一般中央ルート(IV+)を私のリードで、続いてクラックルート(IV+)を現場監督氏のリードでそれぞれ登りましたが、特にクラックルートは何度登っても快適で、終了点からの高度感も申し分ありません。一般中央ルートも上部のスラブがここ数日の好天でしっかり乾いておりフリクションがよくききました。それに暑いことは暑いのですが、時折爽やかな涼風が吹き抜けてくれてことのほか快適です。

時刻も14時になり、いよいよ大ハングへの挑戦。私のリードでクラックルートを下から3分の2まで登り、右へトラバースして大ハングの近くに確保支点をとりました。後続の現場監督氏を迎え、まずは私からリード。最初の3つのボルトまでは最上段巻き込みで無理なく届きますが、次が難問。ボルトの頭が飛んでしまった跡に、マイクロストッパー2つと極細スリング1本をコパーヘッドで固定してぶらさげてあり、これが最上段で巻き込んでもまるで届きません。もちろんあり得ない距離にあるわけではなく、私の身体の引き上げ方が不十分なのですが、ここはあっさり特注のチョンボ棒をとりだして、スリングにカチッとひっかけることに成功しました。ここから後はリングボルトも交えてなんとか高度を稼いでいきます。地上30〜40mでのサーカスのようなもので、ハーネスにつけたヌンチャクでアブミのカラビナにぶら下がってレストしながら下を見ると、地上から双眼鏡でこちらを物珍しそうに見上げているクライマーの姿もありました。

悪戦苦闘の末、なんとか抜けきって懸垂下降で現場監督氏のもとへ。続いて現場監督氏が大ハングをリードしましたが、例の最も遠いところは何度か失敗しながらも、ついに右足のつっぱりで手を届かせることに成功。さすがです。ここで体力を消耗した現場監督氏は、その後ところどころでレストを入れながら、それでも無事に上へ抜けていきました。

終わってみれば16時半。たっぷり6時間は練習したことになります。十二分に満足して広沢寺を後にし、七沢温泉で汗を流して、本厚木で現場監督氏と別れました。お疲れさまでした&ありがとうございました。