塾長の山行記録

塾長の山行記録

私=juqchoの登山の記録集。基本は癒し系バリエーション、四季を通じて。

早池峰

日程:1990/11/16

概要:河原坊から早池峰に登り、小田越に下山。

山頂:早池峰 1917m

同行:N川氏 / K氏

山行寸描

▲コメガモリ沢からの早池峰。宮沢賢治もここを登っている。(1990/11/16撮影)
▲小田越から振り返る。天候には恵まれなかったが楽しい山だった。(1990/11/16撮影)

1990/11/16

△10:45 河原坊 → △11:50 頭垢離 → △12:35 打石 → △13:15-14:10 早池峰 → △15:35 小田越 → △16:00 河原坊

岩手県在住のN川氏とK氏に同行いただき、河原坊までN川氏の車で入りました。この時点では一片の雲もなく、真青な空の下に早池峰の岩壁が広がっていました。明るい沢沿いの道を登ること1時間、頭垢離こうべごおりから左岸の尾根に取り付くと岩場の急坂が続きましたが、黄色い標識がべたべた山頂まで付けられており道を失う心配はありませんでした。

正午頃から雲が流れ出し、高度が上がるにつれてその雲の中に入っていくことになりました。さすがに冷たさが身にしみる11月の風が吹き付ける早池峰山頂に到着しましたが、ガスのために展望はゼロ。山頂には岩に囲まれた早池峰神社奥宮と避難小屋があり、ちょうど小田越から登ってきた大阪の登山者と一緒になって雪に入口を塞がれかけてはいるものの頑丈な造りの避難小屋で昼食をとりました。

記念写真を撮り、雪の尾根をわずかに東に進んでから長い鉄梯子の下りに差し掛かりました。これ自体は危険なく下れますが、寒さがこたえて足がつりそうになった上に、猛烈な寒風が右から横殴りに吹き付けてきました。

岩場を下りきり緩やかなオオシラピソの樹林帯を抜けると、鳥居が見えて峠の小田越です。車道を歩いて戻り着いた河原坊から見上げると早池峰の稜線はガスの中ですが、下部の樹林が夕焼けに染まっていました。

◎「姫神山」へ続く。