ドゥェイン・マイケルズ写真展

1999/02/14

新宿の小田急美術館で「ドゥェイン・マイケルズ写真展」を見ました。

1932年ペンシルヴェニア州に生まれ現役で活躍している写真家・ドゥェイン・マイケルズは、連続した複数の写真の展開により寓意に満ちた物語を描くシークエンス手法で有名であり、さらに写真にマイケルズの書き文字を加えて説得性の高い表現を確立しています。この展覧会では、65作品150枚の写真が展示され、ときにユーモラスでときにセクシュアル、ときに現代人の心の深淵を覗くような、現実と幻想を行き来するマイケルズの世界に触れることができます。

特に、下のチラシに表示されている《I build a pyramid》(1978)や、都市の狭い路地をすれ違う二人の男の不思議な緊張を描出した《CHANCE MEETING》(1970)のような組み写真(シークエンス)に見られるストーリー性と思わずにやりとさせられる独特の「間」が、この写真家の真骨頂だと感じました。